「このページ、あとで見返したい」と思ってブックマークしたのに、いざ必要なときに見つからない。ページが消えていたり、中身が変わっていたりする——。そんなことはありませんか?
Obsidianを使っているなら、公式の無料拡張Obsidian Web Clipperが便利です。ブラウザで見ているページを、ボタンひとつでObsidianのノートとして保存できます。
私もChromeに入れて、いざというときの連絡先や、「こういうときは、こうする」という対処の情報を保存してみました。最初の設定はほとんど要りませんでした。
Obsidianをまだ入れていない方は、先にObsidianとは?無料メモアプリの使い方入門をご覧ください。保管庫(Vault)を1つ作ってあれば準備は完了です。
Obsidian Web Clipperとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | Obsidian Web Clipper |
| 作っているところ | Obsidianの公式 |
| 最新版 | 1.7.1(2026年7月22日) |
| 価格 | 無料 |
| 対応ブラウザ | Chrome・Brave・Microsoft Edge・Firefox・Safari など |
| 必要なもの | Obsidian本体と、保存先の保管庫(Vault) |
保存したページは、自分のパソコンの中にMarkdownのノートとして残ります。公式は「利用状況のデータは集めない」と説明しており、中身もオープンソースで公開されています。
STEP 1:ブラウザに拡張を入れる
- Chromeウェブストアで「Obsidian Web Clipper」を探します
- 提供元がObsidian(obsidian.md)になっていることを確かめて、[Chromeに追加]を押します
- アドレス欄の右にあるパズルのアイコンから、Obsidian Web Clipperをピン留めしておきます
BraveやEdgeも、Chromeと同じストアから入れられます。Firefoxは「Firefox Add-ons」から入れます。
STEP 2:ページを1つ保存してみる
- 保存したいページを開きます
- ツールバーのObsidianのアイコンを押します(右クリックのメニューからも開けます)
- 小さな画面が開き、ページの本文が自動で取り出されます
- いちばん下で保管庫とフォルダを確かめて、[Add to Obsidian]を押します
画面は上から「上の帯(テンプレートの切り替えなど)」「プロパティ」「ノートの中身」「下の帯(保存先とボタン)」の4つに分かれています。最初はいじらず、そのまま[Add to Obsidian]で大丈夫です。
私の場合、保管庫の名前は最初から出ていました。自分で入力する必要はありませんでした。
ブラウザから「Obsidianを開きますか?」と確認が出たときは、開くほうを選びます。
保存したノートはどこにある?
保存したあと、私も「どこに入ったのかな」と思いました。見てみると、保管庫の中に「Clippings」というフォルダができていて、そこに入っていました。
ノートの上のほうには、次のようなプロパティ(ノートの情報欄)が自動で付きます。
| プロパティ | 入る内容 |
|---|---|
| title | ページのタイトル |
| source | 元のページのURL |
| author | 書いた人(分かる場合) |
| published | ページの公開日(分かる場合) |
| created | 保存した日 |
| description | ページの説明文 |
| tags | タグ |
「source」に元のURLが残るのがありがたいところです。あとで「最新の内容はどうなっているかな」と確かめたいとき、そこから元のページに戻れます。
大事なところだけ保存する(マーカー)
長いページを丸ごと保存すると、あとで読み返すのが大変です。そんなときはマーカー(ハイライト)機能を使います。
- 拡張の画面の上の帯にあるマーカーのボタンを押します
- ページ上で、残したい文章をなぞって印を付けます
- もう一度拡張を開いて[Add to Obsidian]を押すと、印を付けた部分だけが保存されます
ページの一部の文字を選択した状態で開くと、選択した部分が保存の対象になります。
うまく保存できないときの確かめどころ
| 症状 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| ノートができない・中身が空 | 保管庫の名前が違う | 拡張の設定で、保管庫の名前を1文字も違わずに入れる(フォルダの場所ではなく名前) |
| 本文がうまく取れないサイトがある | ページの作りが特殊 | 残したい部分を選択するか、マーカーで印を付けてから保存する |
| ネットにつながっていないと画像が出ない | 画像はダウンロードされず、ネット上の場所を指しているだけ | Obsidian側のコマンドで画像を保管庫に取り込む |
| キー操作で開かない | ほかの操作と重なっている | アイコンから開く。キーの割り当ては、Chromeの拡張機能のショートカット設定で変えられる |
覚えておくと速いキーボード操作
| キー(Windows) | できること |
|---|---|
| Ctrl+Shift+O | 拡張の画面を開く |
| Alt+Shift+O | 画面を開かずに、すぐ保存 |
| Alt+Shift+H | マーカーのオン・オフ |
| Alt+Shift+R | 読みやすい表示(リーダー)のオン・オフ |
これは公式ヘルプに載っている割り当てです。キーを覚えなくても、アイコンと右クリックだけで使えます。
よくある質問
Q. お金はかかりますか?
かかりません。Web Clipperは無料で、Obsidian本体も無料で使えます。
Q. 保存した内容は、どこかに送られますか?
保存先は自分のパソコンにある保管庫です。公式も「利用状況のデータは集めない」と説明しています。
Q. 保存先のフォルダは変えられますか?
変えられます。保存するときに、画面の下の帯でフォルダを選べます。最初は「Clippings」のままで困らないので、慣れてから考えれば十分です。
Q. 保存したノートの形を自分好みにできますか?
できます。Web Clipperにはテンプレートの仕組みがあり、サイトごとに保存する項目を決められます。Obsidian本体のテンプレート機能はObsidianのテンプレート機能で紹介しています。
まとめ
Obsidianをもっと便利にしたい方はObsidianおすすめプラグイン10選もどうぞ。ブラウザの準備がまだの方はGoogle Chromeのインストールと初期設定やBraveブラウザの使い方をご覧ください。

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