無料で使えるAIの使い分け|初心者は何から始めればいいか

無料で使えるAIの使い分け|初心者は何から始めればいいか パソコン

ChatGPT、Gemini、Claude、Copilot。名前だけは毎日のように聞くけれど、結局どれを使えばいいのか分からない。そのうえ「AIで仕事が変わる」と言われても、自分の生活のどこで使うのかがピンとこない。

このページは、そういう方のための地図です。「やりたいこと」から逆に引いて、どれを使えばいいかが分かるようにまとめました。紹介するものは、ほとんどが無料で始められます。有料プランが必要なもの(Claudeデザイン・Claude Code)には、その場でそう書いています。

この記事でわかること
  • 最初の1つは何にすればいいか
  • やりたいこと別の早見表(文章・資料・音声・スライド・パソコン作業)
  • お金をかけずにどこまでできるか
  • 入れてはいけない情報と、気をつけること

結論:迷ったら、まずChatGPTを1つだけ

いきなり使い分けを考えると、だいたい挫折します。最初は1つだけ、無料で触ってみるのが確実です。そして最初の1つは、日本語の情報がいちばん多いChatGPTがおすすめです。

登録の手順はChatGPTの始め方|無料で使う登録方法と基本の使い方にまとめています。メールアドレスがあれば5分ほどで始められます。

使い始めて「思ったより賢くないな」と感じたら、たいていは聞き方のほうに原因があります。ChatGPTへの上手な聞き方|回答の質が上がるプロンプトのコツ5つを先に読んでおくと、同じAIでも返ってくる答えが変わります。

最初の1週間にやるといいこと
  • 自分がすでに知っていることを聞いてみる。どのくらい正確か、肌で分かります
  • 普段なら人に聞くような相談をしてみる(相談相手としての使い方
  • うまくいかなかったら、条件を足してもう一度頼む。1回で決めようとしないのがコツです

3大AIチャットのざっくりした違い

名前作っている会社こんなときに
ChatGPTOpenAI迷ったらこれ。日本語の情報がいちばん多い
GeminiGoogleGoogleのサービスと一緒に使いたい
ClaudeAnthropic長い文章を読ませたい、じっくり書かせたい

どれも無料で試せます。そして正直にいうと、初心者の方がふだん使う範囲では、決定的な差は感じにくいです。細かい違いはChatGPT・Gemini・Claudeの違いと使い方|3大AIチャットどれを選ぶ?にまとめています。

やりたいこと別の早見表

ここからが地図の本体です。左の列に自分のやりたいことを探して、右へ進んでください。

やりたいこと使うもの記事
相談する・文章を考えるChatGPT相談での使い方
Excelの数式が作れないChatGPT関数名を知らなくても頼める
資料を読ませて要約させたいGemini NotebookGemini Notebookの使い方
録音を文字にしたいGemini Notebook ほか無料で文字起こしする方法
しゃべった内容を記事にしたいGemini Notebook音声から記事を作る手順
スライドを作りたいClaude+Canva
※Claudeデザインは有料プラン(Pro以上)が必要
スライドを作ってPDFにするまで
コピペした文章を整えたいPowerToysAdvanced Pasteの使い方

この中でいちばん「知らないと損」なのは、Excelの数式だと思います。「A列とB列を比べて、違うところに印を付けたい」と日本語で頼むだけで数式が出てきます。関数の名前を覚える必要がありません。

パソコンの中でAIを動かしたい人へ

ブラウザで使うだけでなく、パソコンに入れて、ファイルを直接あつかってもらう使い方もあります。ここからは少し歯ごたえがありますが、入れるところまでは難しくありません。

やりたいこと記事
ChatGPTのCodexを使ってみたい(無料プランでも可)Codexはどこ?デスクトップ版の入れ方
Claudeにパソコンの作業を手伝ってもらいたい
※有料プラン(Pro以上)が必要
Claude Codeの始め方(ターミナル不要)
その前に、文章やコードを書く画面を用意したいVS Codeのインストール・日本語化

なお、このブログの記事づくりにもAIを使っています。調べものの下ごしらえや、書いた内容の裏取りです。ただし、公式サイトで確認せずに書くことはしません。ここは次の章につながる大事なところです。

AIが得意なこと、苦手なこと

使う前にここを知っておくと、がっかりしません。「何でもできる魔法」だと思って使うと、必ず裏切られます。

得意なこと苦手なこと
長い文章を短くまとめる最新のできごと(学習した時期より後は知らない)
言い回しを整える・敬語に直す正確な数字や日付(平気で間違えます)
たたき台を出す(企画・目次・献立)あなたの事情(予算・家族構成・職場の空気)
専門用語をやさしく言い換える本当に新しい発想(過去の情報の組み替えが基本)
Excelの数式やプログラムを書く「間違っています」と自分から言うこと

いちばん大事なのは右下です。AIは、分からないときでも分からないと言わずに、それらしい答えを作ります。だから「自分が正しさを判断できることに使う」のが、いちばん安全で、いちばん役に立ちます。

逆にいえば、下書きを作らせて、自分が直すという使い方が王道です。ゼロから書くより、直すほうがずっと速いからです。

無料でどこまでできるのか

お金の話を正直に
  • ふだん使いなら、無料のままでほとんど困りません。まずは無料で数週間使ってみてください
  • 無料プランには回数や時間の上限があります。混み合う時間帯は待たされることもあります
  • 「毎日、仕事で何時間も使う」となって初めて、有料を考えれば十分です
  • 有料版を先に契約しても、使い方が分からなければ意味がありません。順番は「無料で慣れる → 足りなくなったら払う」です

使うときに気をつけること

ここだけは、最初に読んでおいてください。あとから取り返しがつかないのは、たいていこの3つです。

入れてはいけない・鵜呑みにしてはいけない
  • 個人情報を貼らない。住所、電話番号、マイナンバー、口座番号、家族の名前。相手は他人のサービスです
  • 仕事の資料は、会社のルールを先に確認する。お客様の情報や未公開の資料を入れると、規則違反になることがあります
  • 人名・数字・日付は必ず自分で確かめる。AIは、もっともらしい嘘を自信満々に書きます。特に「〇年〇月に発表された」という類は要注意です

逆にいうと、この3つさえ守れば、あとは気楽に使って大丈夫です。変な質問をしても怒られませんし、何度やり直しても文句を言われません。

番外:カメラの前に座っているだけのAIも

AIはチャットだけではありません。SitAppは、パソコンのカメラで猫背になったら教えてくれる無料アプリです。判定はパソコンの中だけで行われ、映像は外に送られません。

「AIを使う」というと身構えてしまいますが、こういう地味な使い道のほうが、毎日の役に立ったりします。

よくある質問

Q. 本当に無料で使えますか?

ほぼ使えます。ここで紹介したもののうち、Claudeデザイン(スライド)とClaude Codeの2つだけは有料プラン(Pro以上)が必要です。それ以外は無料のまま試せて、クレジットカードの登録も要りません。ただし無料プランには回数の上限があるので、「今日はここまで」と言われることがあります。時間をおけばまた使えます。

Q. 入力した内容は、AIの勉強に使われますか?

サービスによって違います。設定でオフにできるものもあります。各サービスの設定画面で「データ」「プライバシー」といった項目を探してみてください。仕様は変わることがあるので、大事な内容を扱う前に一度確認するのが確実です。

とはいえ、いちばん確実なのはそもそも見られて困るものを入れないことです。設定に頼りすぎないでください。

Q. 日本語で話しかけて大丈夫ですか?

大丈夫です。ふだんの日本語のままで構いません。丁寧語でも、話し言葉でも通じます。英語で聞かないと精度が落ちる、ということも、いまはほとんどありません。

Q. スマホでも使えますか?

チャット系(ChatGPT・Gemini・Claude)はスマホのアプリでも使えます。ただし、長い文章を読ませたり、ファイルを扱ったりするのはパソコンのほうが楽です。この記事で紹介しているPowerToysやVS Codeは、パソコン専用です。

Q. どれか1つに絞ったほうがいいですか?

最初は絞ってください。2つ同時に始めると、どちらも中途半端になります。1つを1か月ほど使って「ここが物足りない」とはっきり言えるようになってから、次を試すのがおすすめです。その頃には、比べる目も育っています。

どの順番で読めばいいか

  1. ChatGPTの始め方で、とにかく1つ動かす
  2. 上手な聞き方で、答えの質を上げる
  3. 上の早見表から、自分の困りごとに近いものを1つだけ試す
  4. 物足りなくなったら、3つの違いを読んで使い分けを考える

3番目まで来れば、もう「AIが分からない人」ではありません。ここまで、お金は1円もかかりません。

まとめ

この記事のポイント
  • 最初は1つだけ。迷ったらChatGPTから
  • 使い分けはやりたいことから逆に引く(早見表)
  • 無料のままでほとんど足ります。有料は足りなくなってからで十分
  • 個人情報を入れない、仕事の資料は会社のルール、数字と人名は自分で確かめる

このブログのAI関連の記事は「AI」タグのページにまとまっています。新しく試したものがあれば、そこに足していきます。

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