「アイデアは頭に浮かぶけど、テキストだけじゃうまく整理できない…」そう感じたことはありませんか?
Obsidianを使い始めてしばらく経つと、「文字を書くだけじゃなくて、図や矢印でつなげながら考えたい」という欲が出てきます。そんなとき、最高の答えになるのが Excalidrawプラグイン です。手書き風の図を自由自在に描けて、マインドマップも驚くほど直感的に作れる、Obsidianユーザーなら絶対に入れておくべき一本です。
Excalidrawプラグインとは?
Excalidrawは、もともとオープンソースのオンライン作図ツールとして生まれたアプリです。それをObsidianに完全統合したのが、Zsolt Viczián氏が開発した「Obsidian Excalidrawプラグイン」。2020年にリリース後、世界中のObsidianユーザーに爆発的に広まり、現在はコミュニティプラグインの中でもトップクラスの人気と評価を誇っています。
一言で言うと、「Obsidianのノートの中に、自由に絵が描けるホワイトボードが使えるようになる」プラグインです。
基本情報
| 項目 | 内容 |
| 開発者 | Zsolt Viczián(ハンガリー) |
| 対応OS | Windows / Mac / Linux / iOS / Android(Obsidianが動けばOK) |
| 価格 | 完全無料 |
| ファイル形式 | .excalidraw(実態はJSONテキスト、Gitでバージョン管理可能) |
| インストール方法 | Obsidianのコミュニティプラグインから検索・インストール |
何がそんなに便利なの?主な特徴
1. 手書き風のデザインで、図が「やわらかい」
Excalidrawの最大の個性は、すべての図形・線・文字が「手書き風の揺らぎ」を持っていること。完璧にカチッとした図ではなく、ちょっとゆるいスケッチ感があるので、「まだ考え中のアイデア」を表現するのにぴったりです。
もちろん、手書き感をオフにしてきれいな直線・角丸矩形・矢印を使うこともできます。気分や用途に合わせて切り替えられます。
2. テキスト・図形をキャンバス上に自由配置できる
通常のObsidianノートは「上から下へ文章を書く」形式ですが、Excalidrawは完全な自由キャンバス。テキストも図形も、画面のどこにでも置けます。
- 左上にメインテーマ、右下にサブアイデアを並べる
- 矢印でつないで「流れ」を表現する
- 付箋風のメモを散りばめる
「紙のホワイトボードでやっていたことが、デジタルで全部できる」感覚です。
3. マインドマップが直感的に作れる
Excalidrawではマインドマップを以下の2つの方法で作れます:
- 手動作成:テキストや図形を自由に配置し、矢印・線でつなぐ。完全に自分のペースで。
- Mind Map Builderスクリプト:キーボードショートカットでノードを追加するだけで、自動的にレイアウトを整えてくれる。色分けも自動。
特にMind Map Builderを使うと、百個以上のノードがあっても崩れない整理されたマインドマップが作れます。
4. ObsidianノートへのリンクをそのままEmbedできる
Excalidrawの図形の中に[[ノート名]]と書くと、クリックでそのノートに飛べるリンクになります。マインドマップの各ノードが「実際のノートへの入口」として機能するため、第二の脳の「目次」として使えます。
5. 描いた図をMarkdownノートに埋め込める
作成したExcalidrawファイルは![[ファイル名.excalidraw]]の記法で、通常のMarkdownノートに埋め込み表示できます。テキストノートと図解が一体化したノートが作れるのは、他のマインドマップツールにはない強みです。
他のObsidianマインドマップ手段との比較
| 方法 | 自由配置 | 手書き風 | Obsidianリンク連携 | 向いている用途 |
| Excalidraw | ◎ | ◎ | ◎ | ブレスト・アイデア整理・視覚化 |
| Obsidian Canvas(標準機能) | ◎ | △(図形は直線的) | ◎ | ノート間の関係整理 |
| Mind Mapプラグイン(Markmap) | △(自動レイアウト) | ✗ | △ | Markdownからの自動生成 |
| Freeplane(外部ソフト) | ◎ | △ | ✗ | 本格的な単体マインドマップ |
「Obsidian内で完結しつつ、視覚的に自由に考えたい」なら Excalidraw 一択です。
インストール手順(3分でできる)
- Obsidianを開き、左下の「設定(歯車アイコン)」をクリック
- 左メニューの「コミュニティプラグイン」をクリック
- 「コミュニティプラグインをオンにする」をクリック(初回のみ)
- 「閲覧」ボタンをクリックし、検索欄に「Excalidraw」と入力
- 「Excalidraw」(作者:Zsolt Viczián)を選択して「インストール」→「有効化」をクリック
- インストール完了。左サイドバーに「✏️」アイコンが追加されます
基本的な使い方:最初のマインドマップを作ろう
新規Excalidrawファイルを作成する
- 左サイドバーの「✏️(Excalidrawアイコン)」をクリック、または Ctrl+P(コマンドパレット)から「Excalidraw: New Drawing」を実行
- 真っ白なキャンバスが開きます
図形・テキスト・矢印を置く
画面上部のツールバーで操作します:
| ツール | ショートカット | 用途 |
| 選択 | V または Escape | 要素の移動・選択 |
| テキスト | T | どこでもダブルクリックでテキスト入力 |
| 矩形(四角) | R | ノード(箱)を作る |
| 楕円 | O | 丸いノードを作る |
| 矢印 | A | ノード同士をつなぐ |
| フリーハンド描画 | P | 手書きの線や絵を描く |
| 消しゴム | E | 要素を削除 |
手書き風マインドマップを作る手順
- 「T」キーを押してテキストモードにし、キャンバス中央をダブルクリック → 中心テーマを入力(例:「2026年の目標」)
- 「R」キーで四角を描き、サブテーマを入力(ダブルクリックで文字入力)
- 「A」キーで矢印ツールに切り替え、中心テーマからサブテーマへドラッグして接続
- 手書き感を出したい場合は、ツールバー左下の「スタイル」から「手書き(Handdrawn)」を選択
- フリーハンド(P)で、重要な部分を囲んだり、アンダーラインを手書きで加えたりして強調
慣れてくると、考えながら描く「ライブ思考」のような使い方ができるようになります。
ObsidianノートとリンクさせてみようExcalidrawの「次のレベル」活用
- テキストまたは図形に
[[ノート名]]と入力する(例:[[読書メモ_アトミックハビット]]) - 図の上でクリックすると、そのObsidianノートに直接ジャンプできる
- マインドマップを「思考の地図」にして、詳細ノートへの目次として活用できる
こんな使い方がおすすめ!活用シーン
- ブレインストーミング:思いついたことを矢印や吹き出しでどんどん繋げていく。消せるので失敗を恐れずに書ける。
- 読書ノートの視覚化:本のキーワードをノードに並べ、概念の関係を矢印で整理する。
- プロジェクト管理:タスクや関係者を図で整理し、各ノードから詳細ノートにリンクする。
- 学習ノート:覚えた概念を手書きで図解しながらまとめる(書くことで記憶に定着)。
- 週次レビュー:週の振り返りをキャンバスに自由書きして、次週の計画につなげる。
知っておくと便利!よく使うショートカット
| 操作 | ショートカット |
| 全体表示にリセット | Ctrl + Shift + H |
| 選択要素をグループ化 | Ctrl + G |
| グループ解除 | Ctrl + Shift + G |
| 要素をロック(動かなくする) | Ctrl + Shift + L |
| 元に戻す | Ctrl + Z |
| やり直し | Ctrl + Y |
| PNG/SVGで書き出し | メニュー「ファイル」→「書き出し」 |
| 全選択 | Ctrl + A |
まとめ:Obsidianユーザーなら今すぐ入れるべきプラグイン
Excalidrawプラグインは、Obsidianの「テキストだけ」という制約を完全に取り払い、思考の自由度を何倍にも広げてくれます。
- 手書き風の温かみのあるデザインで、アイデアが出やすい
- テキスト・図形・矢印を自由に配置でき、思考の流れをそのまま表現できる
- ObsidianノートへのリンクでVault全体を「地図」として使える
「文字だけで整理する限界」を感じたことがあるなら、Excalidrawが突破口になります。まずはインストールして、真っ白なキャンバスに好きなことを書いてみてください。
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