スクリーンショットを撮るたびに、こんな不満を感じていませんか?
- 「Windowsの標準スニッピングツールだと、撮った後の編集が面倒」
- 「矢印やぼかしを入れたいのに、別のソフトを開くのが手間すぎる」
- 「スクロールページ全体を1枚に収めたい」
- 「GIFアニメも作りたい」
そんな悩みを、1本のソフトでまるごと解決してしまうのが「ShareX(シェアエックス)」です。完全無料・広告なし・オープンソースで、海外の上級ユーザーやエンジニアの間では「Windowsで最強のスクリーンショットツール」として18年以上愛され続けています。
スニッピングツールで満足できない、本当の理由
Windowsに標準搭載のスニッピングツールは確かに便利です。でも「ちょっと説明資料を作りたい」「操作手順をGIFで共有したい」「名前や顔をぼかしてSNSに投稿したい」といった少し込み入った用途になった途端、力不足を感じます。
問題の本質は「キャプチャ→編集→共有」の3ステップを別々のツールでやっているから。これを1つのツールに集約できれば、作業時間は半分以下になります。
ShareX(シェアエックス)とは?
ShareXは2007年に開発がスタートしたWindows専用の無料スクリーンショット・録画ツールです。現在も活発に開発が続いており、2026年5月には最新版バージョン20.1.0がリリースされました。GitHubでのスター数は30,000以上を誇り、世界中の個人ユーザーから大企業まで幅広く利用されています。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最新バージョン | 20.1.0(2026年5月6日) |
| 対応OS | Windows 7 / 8 / 10 / 11(64bit推奨) |
| 価格 | 完全無料(広告なし) |
| ライセンス | オープンソース(GPL v3) |
| 開発元 | ShareX Team(GitHub) |
| ファイルサイズ | 約10MB |
| ポータブル版 | あり(インストール不要) |
ShareXの主要機能
① 7種類のキャプチャモード
ShareXは目的に合わせて7つのキャプチャ方式を選べます。
- 全画面:モニター全体をそのまま撮影
- アクティブウィンドウ:今開いているウィンドウだけをきれいに切り取り
- 選択範囲:マウスでドラッグして任意の範囲を指定
- フリーハンド:手書きのような自由な形でキャプチャ
- スクロールキャプチャ:縦長のWebページ全体を1枚に合成
- 自動キャプチャ:一定間隔で自動撮影(タイムラプス的な用途に)
- 遅延キャプチャ:数秒後に撮影(マウスホバー時の表示を撮るときに便利)
特に「スクロールキャプチャ」は他のツールではなかなかできない機能で、長いWebページや書類を1枚の画像にできます。
② 充実した注釈・編集機能
キャプチャ直後にそのまま編集できます。わざわざ別のソフトを開く必要はありません。
- 矢印・吹き出し・テキスト追加
- 矩形・円などの図形を重ねる
- ぼかし・モザイク(個人情報や顔を隠すのに必須)
- 番号付きステップ(「①②③」を自動で打てる)
- トリミング・リサイズ
③ 画面録画とGIF作成
スクリーンショットだけでなく、画面録画(MP4など)やアニメーションGIFも作れます。操作手順をGIFで送りたいときや、ちょっとしたデモ動画を作りたいときに重宝します。
④ 80以上のアップロード先に対応
撮影した画像やファイルをワンクリックでクラウドにアップロードできます。対応サービスはImgur、Dropbox、Google Drive、Amazon S3など80以上。URLをクリップボードに自動コピーする設定にしておけば、Slackやメールに即貼り付けられます。
⑤ OCR(画像内のテキスト認識)
画像に写っている文字をテキストとして読み取るOCR機能も無料で使えます。PDFや画像の中の文字をコピーしたいときに活躍します。
他のツールと比べてShareXはどこが違う?
| 機能 | ShareX | Windowsスニッピングツール | Greenshot | Snagit(有料) |
|---|---|---|---|---|
| 価格 | 無料 | 無料 | 無料 | 約8,000円〜 |
| スクロールキャプチャ | ◎ | × | △ | ◎ |
| 画面録画・GIF | ◎ | △(録画のみ) | × | ◎ |
| ぼかし・モザイク | ◎ | × | ◎ | ◎ |
| クラウドアップロード | ◎(80以上) | × | △ | ◎ |
| OCR機能 | ◎ | ◎ | × | ◎ |
| 操作の手軽さ | △(慣れが必要) | ◎ | ◎ | ◎ |
| 広告・制限 | なし | なし | なし | なし(買い切り) |
ShareXは「機能の豊富さ」と「完全無料」の両立という点で、他のツールを大きく上回っています。唯一の弱点は設定項目が多く、最初に少し慣れが必要なこと。でも基本操作だけなら5分で使えます。
ShareXのインストール方法
以下の手順でインストールしてください。
- ShareX公式サイト(getsharex.com)にアクセスする
- 「Download」ボタンをクリックしてインストーラーをダウンロード(約10MB)
- ダウンロードしたファイル(.exe)をダブルクリックしてインストール開始
- 「次へ」を何度かクリックして完了(特別な設定は不要)
- デスクトップまたはタスクバーのShareXアイコンから起動
会社のPCなどインストールができない環境では、「ポータブル版」を選ぶとインストール不要でUSBから使えます。
基本的な使い方:3ステップで始める
ステップ1:ショートカットキーでキャプチャ
ShareXを起動した状態で以下のショートカットを使うだけです。
- Print Screen:全画面キャプチャ
- Ctrl + Print Screen:ウィンドウキャプチャ
- Shift + Print Screen:範囲を選択してキャプチャ
ショートカットキーは自分好みにカスタマイズも可能です。
ステップ2:キャプチャ後に編集する
範囲を選択して離すと、自動的に画像エディタが開きます。ここで矢印・テキスト・ぼかしなどを追加できます。「After Capture Tasks」の設定で「Open in image editor」にチェックを入れておくと、毎回自動で編集画面が開いて便利です。
ステップ3:保存先を決める
編集が終わったら、保存先を選びます。デフォルトは「Documents\ShareX\Screenshots」フォルダです。設定を変更して自分の好きなフォルダに自動保存されるようにしておくとさらに便利です。
今日からできる!ShareX活用の具体的なアクション
まずはこの3つから始めてみてください。
- ShareXをインストールする(所要時間:5分)
公式サイトからダウンロードしてインストールするだけです。 - Shift + Print Screenで範囲指定キャプチャを試す
次に誰かに画面を見せる必要があるとき、ぜひこのショートカットを使ってみてください。 - 編集でぼかしを使ってみる
SNSに画像を投稿する際、名前やメールアドレスを隠すのに「ぼかし」機能がとても役立ちます。
「とにかくまず1回使ってみる」が大事。難しそうに見えて、基本操作は本当に5分で覚えられます。
まとめ:ShareXは「スクリーンショット界のスイスナイフ」
ShareXは、スクリーンショットの撮影から編集・共有まですべてをカバーする、Windowsユーザー向けの最強無料ツールです。
- 完全無料・広告なし
- スクロールキャプチャ・画面録画・GIF作成に対応
- ぼかし・矢印・テキストなど充実した編集機能
- 80以上のクラウドサービスに直接アップロード可能
- OCRで画像内のテキストをコピー
最初は機能が多くて戸惑うかもしれませんが、よく使う機能だけに絞って始めれば問題ありません。Windowsを使い続けるなら、一度は入れておいてほしいツールです。
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