ドローソフトInkscapeの使い方(2) ベジェ曲線を描く

Inkscapeでベジェ曲線パソコン

皆様、ベジェ曲線についてご存知でしょうか?

曲線を描くときに便利な機能です。

多くのドローソフトでおなじみのベジェ曲線はInkscapeでも利用可能で、この記事ではその基本的な使い方について紹介します。

この記事を読んで分かること
  • フリーのドローソフト Inkscape でベジェ曲線を使って曲線を書いていく方法の基礎

ベジェ曲線はさまざまなシーンで非常に役立つツールであり、適切にハンドルを操作すれば多くのことが実現できます。

是非、参考にしてみてください。

はじめに

パソコン

みなさん、こんにちは!Nくまです。

今回は、Inkscapeの説明第2弾!ということで、ベジェ曲線について書いてみます。

この記事は、こんな人にオススメ
  • Inkscape で曲線を描きたい方
  • ベジェ曲線の描き方について知りたい方

この記事を読むメリット
  • Inkscapeを使った ベジェ曲線の簡単な使い方や例が分かります

ドローソフト Inkscape について

かんたんに特徴を書いてみます。

ドローソフト Inkscape の特徴
  • フリーのドローソフト
    • ベクター形式での保存
    • ラスター形式(ビットマップ形式)では無い
  • Adobe Illustrator みたいな機能
  • マルチプラットフォーム(自分はWindowsとLinuxで動作することを確認)
  • 日本語に対応している

この記事を書いたときの環境を書いておきます。

  • Windows10
  • Dell ノートパソコン
  • Inkscape 1.3

Inkscape Ver 1.3で確認しました。自分が初めて触ったときは Ver0.4 くらいだったので随分とアップデートされているのですね。

Inkscape1.3
今回、使用したバージョン

Inkscape で 取り扱いしているフォーマットの一例です

対応している主な画像フォーマット
  • インポート
    • SVG, AI, EPS, PDF, PS, PNG
  • 保存、エクスポート
    • SVG, PDF, EPS, PNG, JPG

基本はSVGファイルで編集を続けて、画像として出力する場合はPNGファイルやPDFファイルにすれば良さそうです。

インポートにSVGファイルがあるので、素材ファイルでSVGのものを使うことが出来ます。

また、EPSファイルはLatexで取り扱いする場合に便利かもしれません。

実際に Inkscape を使ってみたい方は公式ホームページでダウンロード、お使いのPCにインストールを行ってください。

Draw Freely | Inkscape
Inkscape is professional quality vector graphics software which runs on Linux, Mac OS X and Windows desktop computers.

ベジェ直線でオブジェクトを作成

曲線の前に直線の描き方について簡単に説明します。

ツールボックスからペンツール(ベジェ曲線/直線を描く)を選択し、始点をクリックした後、別の場所にクリックすることでその間が直線になります。

ペンツールのアイコン
ツールボックスの選択

それを繰り返すことで単純ながら図形を描くことができます。

点をつないで図形にしてきます

開始点をクリックすることで閉じた図形になります

別の例も示します。

クリックを繰り返し、線を作っていきます

書いてみた一例です。色を塗ってみたり、ノードを●に表示してみました。

ベジェ直線のポイント
  • 「Ctrl」キーを押しながら線を引いていくと、15度間隔で角度がスナップした線を引くことができる
  • 線を閉じずにやめるときは「Enter」キーを押すことで描画を終了できる(単なる直線のときはこれを使用)

ちなみに、こちらの方法は「ノード」を順に追加して直線にしています。

次は「ノード」に加えて「ハンドル」を追加することで曲線にすることを見ていきましょう。

ベジェ曲線でオブジェクトを作成

ベジェ曲線の描き方について説明していきます。

直線と同様に、ペンツールを選択してください。

こちらを使用してベジェ曲線を描いていきます。

ベジェ曲線の基本はこちらになります。

ベジェ曲線の構成要素
  • ノード(四角の点。曲線は必ずここを通過する)
  • ハンドル(ノードについている線。長さと方向を変えられる。曲線の編集に使用する)

直線の場合は、クリックしてノードを追加していきました。

曲線の場合はハンドル付きのノードを追加していきます。

方法は簡単でクリックしてノードを置いたらそのままマウスをドラッグしてください。

ドラッグした量と方向にハンドルが追加されます。

これを繰り返していきます。

うまくできなくても後述しますノード、ハンドルの調整で直せることが多いです。

ノードとハンドルについて覚えておきましょう。

ノードとハンドル

このハンドルの長さや向きを設定して曲線を作っていくわけなんですね。

次にベジェ曲線の描き方の例です。

左クリックをしたままマウスを動かします(ドラッグ)。ドラッグした分、ハンドルになります。

続けて別の場所で同じ操作をすることで、ノードとハンドルを追加します。

続けて別の場所で同じ操作(クリックしたままドラッグしてハンドルを追加)

続けて

3点追加した例です。曲線になってます。

3点の例としてこんな感じです

また、閉じた図形も可能です。

閉じた形状の一例

こんな感じでベジェ曲線を描くことができます。

ノードを調整して図形を変形させる

ベジェ曲線を描いたけど、イメージと違うとか調整したいということは多いにあるものです。

そのためにはノードツールを使います。これにより点(ノード)を一つずつ選択することができます。

ノードツール選択

また、必要に応じて画面上部にあるノード編集を使っていきます。

ノード編集機能

ノード、ハンドルの調整

まずはノードとハンドルの調整方法についてです。

ノードツール選択

ノードツールを選択し、オブジェクトを選択してみましょう。

そうすると、ノードとハンドルが表示されます。

ノードの位置や、ハンドルを調整できます。

一例を示します。

楕円を例にしてみます。ノードやハンドルを表示させています。上の点(ノード)を選択しています。(楕円作成の後、オブジェクトをパス化しています)
ノードを選択し移動させたり、ハンドルを選択して長さや向きを調整することができます。それによって曲線を変更、調整することができます。

これはよく使う機能ですね。

ハンドルの長さや向きを変えることでカーブ具合、曲線具合を調整することができます。

新しくノードを追加する

ここのボタンを使用します。

こちらはノードを挿入する一例です

例えば、こんな感じの曲線があるとします。
選択した2点のノードの間に、新たなノードが追加されています。

次にノードの削除例です。

例えば、こんな感じの曲線があるとします。
3点のうち真ん中の1点のノードを削除してみた例です。

このように、ノードを追加したり削除することで自由度が上がるわけなんですね。

ノード間の編集

ノードを選択した状態で、これらのボタンを押すことでノード間を編集することができます。

たとえば、端点同士を1つのノードに連結する例を示します。

例えば、このような直線があるとします。
端点を2点選んだ状態で連結してみました。

他にもアイコン通りの動作をしますので、試してみてください。

ノードの種類を変更

これらの機能を使えば、直線や曲線を切り替えることができますね。

「シャープにする」ボタンにより、ハンドルを追加したスムーズなノードからハンドルを削除できます。

こういう画像があったとします
上のノードからハンドルを削除してみました

次に「スムーズにする」ボタンにより、直線ノードにハンドルを追加することにも使えます。

直線から曲線にすることができるんですね。

こういう図形があるとします
上のノードにハンドルを追加することができました

次に「ハンドル左右対称」ボタンは、ハンドルを左右対称にする機能があります。

そういうときもありますので必要に応じて使用してください。

ちなみに、ノードの形状が

  • 菱形であればシャープノード
  • 四角であればスムーズノードか対称ノード
  • 円であれば自動スムーズノード

です。

ノード間を直線、曲線にする

ノードを2個以上選択し、直線にしたり、曲線にすることができます。

曲線にした場合、ハンドルで調整することも可能です。

こちらはやってみた例です。

このような図形があるとします。
上の2点のノードを選択して「直線」にしてみた例です。ハンドルがなくなりました。
さらに曲線にするボタンを押すことでハンドルを追加することができました。わかりにくいですが・・・ここからハンドルを調整してみてください

これらノードツールの機能を使うことで、直線や曲線を調整、編集することができます。

書き直すのも良いのですが、このようにノードの編集で微修正する方法もありますので、使ってみましょう。

ベジェ曲線の応用例:テキストをパスに沿わせる方法

おまけとして、テキストをパスに沿わせる方法を紹介します。

この図のようにテキストとベジェ曲線を準備します。

この2つを選択した状態でメニューから

「テキスト」ー>「テキストをパス上に配置」とすることでテキストをパスに沿わせて配置することができます。

文字の位置を調整するために、文字列の前にスペース(空行)を入れております。

ベジェ曲線に慣れてくるとこういう応用例もありますので、紹介させていただきました。

地図を描くときに通りの名前を入れたりできますね。

まとめ

パソコン

ベジェ曲線は大変便利なツールです。

私の経験上、 Inkscape 以外にもドローツールではよく使うベジェ曲線の描き方ついて少しでも参考になれば嬉しいです。

この機会に是非、使い方を覚えていただければと思います。

長々と書いてしまいましたが、ここまで読んでいただきましてありがとうございました。

参考文献:Inkscapeパーフェクトガイド (著・水上淳嗣 Windows100%編集部監修)

関連サイト

Learn | Inkscape

Inkscape 公式サイトの Learn にいくつかチュートリアルがあります。

英語ですけどためになる内容です。

英語が苦手な方はGoogle翻訳を使いながら見てみるといいでしょう。

また、線を書く方法について書いてみた記事です。

あとがき

もともとは、大学でAdobe Illustrator を使ったことがあるのですが、プライベートで使うときに値段が高いことが気になってました。

そこで、このフリーソフトに行き着いたわけです。

学生の時のレポートの作図のみならず、仕事に置いてもパワポやエクセルの図より、細かく作り込む場合はやりやすいかなと感じてます。

作る図の複雑さにもよるのでしょうが、複雑になるにつれて、こういうソフトのほうが作り込みしやすいです。

いろいろと端折って記事を書いてしまいましたが、なにかの参考に慣れば幸いです。

ありがとうございました

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