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Joplin(ジョプリン)の使い方|Evernoteから乗り換えられる完全無料メモアプリ【2026年版】

Joplinの同期先はOneDrive・Dropbox・Nextcloud・Joplin Cloudから選べる パソコン
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「Evernoteが有料になって、もう使えない…」「ノートアプリを乗り換えたいけど、どれがいいかわからない」

そんな悩みを持っている方に、ぜひ知ってほしいのが Joplin(ジョプリン)。完全無料でオープンソース、メモ・ノート・タスク管理がまとめてできる、実力派のフリーソフトです。

この記事では、Joplinのインストールから基本的な使い方、クラウド同期の設定まで、実際の画面を見ながら丁寧に解説します。

メモ・ノートアプリ
この記事でわかること
  • Joplinが「オフラインファースト」と呼ばれる理由
  • Obsidian・Notion・Evernoteとの使い分け
  • インストールと日本語化、クラウド同期の設定手順
  • 初期状態ではオフになっている「暗号化」を有効にする方法
  • Webページを丸ごと保存できる「Webクリッパー」の使い方
  • Evernoteからの引っ越し手順と、正直なデメリット

Joplinとは?基本情報まとめ

Joplinは2017年に公開されたオープンソースのノートアプリです。GitHubのスター数は約56,000(2026年8月時点)に達しており、世界中のユーザーから支持されています。

項目内容
開発元Laurent Cozic(個人開発・オープンソース)
対応OSWindows / Mac / Linux / iOS / Android
価格完全無料(オープンソース・広告なし)
ライセンスAGPL-3.0(アプリ本体)
最新版3.6.16(2026年8月時点)/インストーラーは約235MB
同期先OneDrive / Dropbox / Nextcloud / WebDAV など
暗号化E2Eエンドツーエンド暗号化に対応
データ形式Markdown(.md)+添付ファイル
GitHub Stars★約56,000(2026年8月時点)

Joplin vs Obsidian vs Notion vs Evernote 比較表

主要なノートアプリと比較してみましょう。どれを選ぶかは「何を重視するか」で変わります。

比較項目JoplinObsidianNotionEvernote
価格✅ 完全無料個人無料/同期有料無料プランあり基本機能有料化
オフライン利用✅ 完全対応✅ 完全対応△ 一部のみ△ 有料プラン
クラウド同期OneDrive等Obsidian Sync(有料)クラウドのみEvernoteクラウド
Markdown✅ ネイティブ対応✅ ネイティブ対応一部対応❌ 非対応
データの所有権✅ 自分で管理✅ 自分で管理NotionサーバーEvernoteサーバー
リンク/グラフ△ ノートリンク可✅ 双方向リンク✅ 対応❌ 弱い
タスク管理✅ ToDoチェックボックスプラグインで対応✅ データベース△ 限定的

Joplinの最大の強みは「完全無料でオフライン動作・クラウド同期・暗号化がすべて揃っている」点。Evernoteからの乗り換えにも非常に向いています。

Joplinのインストール方法

公式サイト(joplinapp.org)から無料でダウンロードできます。

パソコン操作
  1. joplinapp.org を開く
  2. 「Download」ボタンをクリック(Windowsの場合は .exe インストーラー)
  3. ダウンロードした .exe ファイルを実行してインストール
  4. 初回起動でUIの言語を設定(ツール → オプション → 表示 → 言語 → 日本語)

インストール後、すぐにノートの作成が始められます。アカウント登録は不要です。

Joplinの基本的な使い方

パソコン

画面の構成(3ペインレイアウト)

Joplinの画面は3つのエリアに分かれています。

エリア内容
左パネルノートブック(フォルダ)の一覧
中央パネル選択したノートブック内のノート一覧
右パネル選択したノートの編集・閲覧エリア

Evernoteを使っていた方には、ほぼ同じ感覚で使い始めることができます。

Markdown入力とリッチテキストの切り替え

JoplinはデフォルトでMarkdownエディターを使います。リッチテキスト(WYSIWYG)エディターに切り替えることも可能です。

Markdownの基本の書き方
  • #」を入力 → 見出し(H1)
  • ##」を入力 → 小見出し(H2)
  • 」を入力 → 箇条書きリスト
  • – [ ] 」を入力 → ToDoチェックボックス
  • **太字**」→ 太字テキスト

Markdownに慣れていない方は、ツールバーのボタンからも書式設定ができるので安心してください。

タグでノートを整理する

Joplinではノートブック(フォルダ)での整理に加えて、タグを使って横断的に管理できます。

ノートを開いた状態で下部の「タグを追加」からタグをつけることができ、左サイドバーのタグ一覧からフィルタリングが可能です。

ToDoリストとして使う

ノートの種類を「To-do」に切り替えると、ノート一覧でチェックボックスが表示されます。タスク管理ツールとしても活用できます。

OneDriveとの同期設定(5ステップ)

Joplinはクラウド同期に対応しており、OneDriveを使えば複数デバイス間でノートを共有できます。

ヒント
  1. ツール → オプション を開く
  2. 左メニューから「同期」を選択
  3. 同期ターゲットを「OneDrive」に変更
  4. OneDriveの設定」ボタンをクリック → ブラウザでMicrosoftアカウントにログイン
  5. 認証が完了したら「今すぐ同期」で同期スタート

Dropbox・Nextcloud・WebDAVも同様の手順で設定できます。自分が使っているクラウドサービスに合わせて選んでください。

同期先はどれを選ぶ?(料金つきで整理)

Joplinの面白いところは、同期先を自分で選べることです。公式ドキュメントには、その理由がはっきり書かれています。

Joplinの目標のひとつは、EvernoteであれGoogleであれMicrosoftであれ、特定の企業やサービスに縛られないことです。

Joplin公式ドキュメント(要約)

選べる同期先は次のとおりです。迷ったら、すでに使っているクラウドを選べば十分です。

同期先費用向いている人
OneDrive無料枠でOKWindowsユーザー。いちばん手軽
Dropbox無料枠でOKすでに使っている人
Nextcloud自前サーバー自分で立てられる人
WebDAV環境しだいレンタルサーバーがある人
S3従量課金クラウドに詳しい人
Joplin Cloud月2.99ユーロ〜設定を丸ごと任せたい人

公式のJoplin Cloudはいくら?

開発を支える有料サービスで、こちらも選択肢のひとつです(2026年8月時点)。

  • Basic:月2.99ユーロ(年払いなら月2.40ユーロ相当)/保存容量2GB
  • Pro:月5.99ユーロ(年払いなら月4.79ユーロ相当)/保存容量30GB
  • いずれも無料お試しがあります
どれを選ぶかの判断
  • お金をかけたくない → OneDriveかDropbox。文字中心のメモなら無料枠で足ります
  • 設定でつまずきたくない → Joplin Cloud。開発者への支援にもなります
  • どの道を選んでも、暗号化は自分でオンにするのを忘れずに(次の章で説明します)
  • そもそも同期しないという選択もあります。1台でしか使わないなら、それでかまいません

クラウドを一切通したくない方は、Syncthingで端末どうしを直接同期する手もあります。同じ考え方の無料ソフトは大手クラウドに預けないパソコン環境の作り方にまとめました。

【重要】暗号化(E2EE)は自分でオンにする必要があります

ここは多くの解説記事が触れていない、しかしいちばん大事な設定です。

Joplinには「エンドツーエンド暗号化(E2EE)」という機能があります。これを有効にすると、クラウドに保存される時点でメモが暗号化され、DropboxやOneDriveの運営会社でも中身を読めなくなります。

初期状態では暗号化はオフです
  • 「Joplinは暗号化に対応している」と紹介されることが多いのですが、何もしなければ暗号化されないまま同期されます。クラウドを経由させるなら、必ず自分で有効にしてください。
  1. 「ツール」→「オプション」を開き、左メニューから「暗号化」を選びます。
  2. 「暗号化を有効にする」をクリックします。
  3. 暗号化用のパスワード(マスターキー)を設定します。
  4. 同期を実行すると、以降のメモは暗号化されてクラウドに送られます。
このパスワードを忘れると、メモは二度と読めません
  • 暗号化のパスワードはJoplin側でも復元できません。「運営会社にも読めない」という安全性は、裏を返せば「忘れたら誰にも助けられない」ということです。
  • 設定したら必ず紙に書いて、パソコンとは別の場所に保管してください。新しいスマホやパソコンで同期するときにも、このパスワードの入力を求められます。

Webクリッパー:気になる記事を1クリックで保存する

Evernoteの人気機能だった「Webクリッパー」は、Joplinにも用意されています。ブラウザで見ているページを、そのままメモとして取り込める機能です。

  1. Joplinの「ツール」→「オプション」→「Webクリッパー」を開きます。
  2. 「Webクリッパーサービスを有効にする」をクリックします。
  3. 同じ画面にあるリンクから、Chrome または Firefox の拡張機能をインストールします。
  4. 保存したいページで拡張機能のアイコンをクリックし、保存先のノートブックを選べば完了です。

保存の仕方は「ページ全体」「本文だけ」「選択した部分だけ」「URLのみ」などから選べます。広告やメニューを除いた「シンプル化されたページ」で保存すると、あとで読み返しやすくなります。

注意点として、Webクリッパーが動くのはJoplin本体を起動しているときだけです。閉じているとブラウザ側から保存できません。

Evernoteからの引っ越し方法

EvernoteのデータをJoplinに移行するのは、意外と簡単です。

  1. Evernoteを開き、移行したいノートブックを選択
  2. 右クリック → 「ノートブックをエクスポート」→ .enex形式で保存
  3. Joplinを開き、ファイル → インポート → ENEX – Evernote Export File を選択
  4. 保存した .enex ファイルを選択して読み込む
  5. テキスト・添付ファイルがそのまま取り込まれます

画像や添付ファイルも引き継がれるため、ほぼそのままの状態でEvernoteからJoplinへ移行できます。

意外と知られていない機能

Joplinは「シンプルなメモアプリ」と紹介されがちですが、地味に機能が増えています。公式ドキュメントに項目があるもののうち、知っていると得をするものを挙げます。

画像の中の文字を検索できる(OCR)

スキャンした書類や写真をノートに貼ると、その画像に写っている文字まで検索の対象になります。「あの資料、どこに貼ったっけ」が減ります。

紙の書類をまとめて電子化したい方は、NAPS2で検索できるPDFを作ると組み合わせると強力です。

手書き・お絵かき・ホワイトボード

ノートの中に簡単な図を描く機能があります。ホワイトボードにも対応しているので、「言葉より図で残したい」ときに使えます。タブレットで手書きしたい方にも。

ノート履歴とゴミ箱

過去のバージョンに戻せます。「書き直したけど、前のほうが良かった」というときに助かります。削除したノートもゴミ箱に入るので、うっかり消しても復元できます。

その他

  • メールからノートを作る(Joplin Cloud利用時)
  • 2段階認証に対応
  • 複数プロファイル:仕事用と個人用を完全に分けられます
  • Webアプリ版:ブラウザからも見られます
  • AIとの連携機能も追加されています(意味検索、AIチャットなど)

プラグインで自分好みにする

Joplinには公式のプラグイン置き場があります。Obsidianほどではありませんが、よく使われるものが揃っています。

プラグインできること
Rich Markdown編集画面のまま、見た目を整えて表示する
Inline TODOあちこちに書いたToDoを1か所に集めて表示
Templatesよく使う書式をテンプレート化する
YesYouKanノートをカンバン(かんばん)ボードで管理
Note Tabs複数のノートをタブで開く
Quick Links他のノートへのリンクを素早く作る

ただし、最初から入れる必要はありません。プラグイン探しに時間を使って、肝心のメモを書かなくなる——これはこの手のツールでよくある落とし穴です。しばらく素のまま使って、「これが足りない」と思ってから探すのがおすすめです。

バックアップは自分の責任です

ここも大事なので書いておきます。Joplinはデータをパソコンの中に保存します。それが強みですが、裏を返すと——

パソコンが壊れたら消えます
  • クラウド同期を設定しておけば、それが実質のバックアップになります
  • 同期しない使い方なら、ファイル→エクスポートで定期的に書き出してください
  • 書き出しはJEX形式(Joplin独自)のほか、Markdownでも出せます
  • Markdownで出しておくと、将来ほかのアプリに移りたくなったときに困りません

外付けHDDへの自動バックアップはFreeFileSyncで仕組み化できます。「いつでも他へ移せる」状態を保っておくのが、この手のアプリと長く付き合うコツだと思います。

Obsidian・Anytypeとの使い分け

当ブログで紹介してきたローカル保存型のメモアプリ3つを、性格で並べます。優劣ではなく、向き不向きの話です。

JoplinObsidianAnytype
とっつきやすさ◎ 簡単△ やや難しい○ 普通
安定度◎ 定番◎ 安定ベータ版
Evernoteからの移行◎ 専用機能あり
データベース的な整理×◯ Bases(標準)◎ 標準装備
ノート同士のリンク◎ 得意
他へ移しやすさ◎ Markdown書き出し◎ そのままテキスト
  • Evernoteから乗り換えたい/難しいことを考えたくないJoplin
  • 文章を書いて、考えをつなげたいObsidian
  • Notionのような表やカンバンで整理したいAnytype(ただしベータ版)

迷ったらJoplinで問題ありません。GitHubのスター数は約56,000で、この3つの中では群を抜いています。2017年から続いていて、正式版です。「長く使えるか」を重視するなら、これがいちばん堅い選択だと思います。

3つ試すのは、やめておいたほうがいいです
  • わたしはメモアプリを何度も乗り換えて、どこに何を書いたか分からなくなったことがあります
  • ツールの比較を楽しんでいるうちは、肝心のメモが増えません
  • 1つ決めたら、しばらく我慢して使う。これがいちばん効きます

よくある質問(FAQ)

Joplinは本当に無料ですか?

はい、完全無料です。クラウド同期も OneDrive や Dropbox の無料枠を使えばコストゼロで運用できます。

ObsidianとJoplinはどちらがおすすめ?

タスク管理・Evernote移行・シンプルなメモ用途なら Joplin。双方向リンクやナレッジ構築を重視するなら Obsidian がおすすめです。

iPhoneやiPadでも使えますか?

iOS版アプリが App Store で提供されています。OneDrive等を介して PC と同期可能です。

データはどこに保存されますか?

デフォルトはローカル(PC内)に保存されます。クラウド同期を設定すると、選択したクラウドサービスにも保存されます。サービス側のサーバーには依存しません。

【正直な話】Joplinの弱点

良いところばかり書くのは不誠実なので、使う前に知っておきたい点もまとめます。

弱点どういうことか
動作がやや重いElectronという仕組みで作られているため、軽量なメモ帳と比べるとメモリ消費が多めです。古いパソコンでは起動に時間がかかることがあります
同期は自分で用意するDropboxやOneDriveのアカウントが別途必要です。「入れたらすぐ同期される」わけではありません
見た目が素朴NotionやEvernoteのような洗練されたデザインではありません。機能重視のつくりです
公式クラウドは有料手軽な「Joplin Cloud」は有料プランです。無料で使うならDropbox等を自分で用意します

とはいえ、これらは「無料でデータを自分の手元に置く」ことの代償とも言えます。見た目の美しさや手軽さを最優先するならNotion、動作の軽さとリンク重視ならObsidian、という選び方になります。

Joplinで読書ノートを取っている方もいます。書きためる先が決まったら、あとは読む量です。

📚 読むほうも、もう少し気軽にしたい方へ

Audible(オーディブル)の無料体験を見てみる
移動中や家事の合間に「耳で読む」。30日間無料、そのあとは月額1,500円です。

Kindle Unlimitedの無料体験を見てみる
対象の電子書籍が読み放題。ハイライトはそのままノートに書き写せます。

※無料体験の内容・料金は変わることがあります。申し込み前に各サービスのページでご確認ください。

まとめ:Joplinはこんな人におすすめ

こんな人におすすめ理由
Evernoteの有料化に困っている.enexインポートで簡単に移行できる
完全無料で使いたい本体もクラウド同期も無料で運用可能
オフラインでも使いたいローカル保存でネットなしでも動作
データを自分で管理したいサーバー依存なし・E2E暗号化対応
Markdownで書きたいネイティブMarkdown対応

「無料・オフライン・Evernote移行」という3点が揃っているノートアプリはJoplinだけと言っても過言ではありません。まずはインストールして試してみてください。

同じノートアプリ系では、Obsidianも非常に人気があります。Joplinとの使い分けの参考にどうぞ。

海外で話題のObsidianが”第二の脳”と呼ばれる理由
NotionやEvernoteに疲れた人に届けたいObsidianの魅力。海外で話題の「第二の脳」という概念とともに、Obsidianがなぜ知識を育てるツールとして選ばれるのか、具体的な使い方のコツとあわせて解説します。

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