パスキーってなに?よくわからず使っている人へ|しくみ・安全な理由・スマホをなくしたら

パスキーってなに?しくみと安心して使うコツ パソコン

スマホやパソコンで「パスキーを作成しますか?」と出てきて、よくわからないまま「はい」を押したことはありませんか?

じつは私も、パスキーをよくわからず使っているところがあります。そこで、パスキーのしくみ、なぜ安全なのか、スマホをなくしたらどうなるのか、安心して使うコツを調べてまとめました。

同じ内容を、YouTubeの動画でも紹介しています。

パスキーってなに? よくわからず使っている人へ|しくみ・安全な理由・スマホをなくしたら?なのだ

パスキーは「パスワードの代わり」

パスキーは、パスワードの代わりになる、新しいログインの方法です。パスワードを打つ代わりに、スマホのロックを外すときと同じように、指紋・顔・画面ロックの暗証番号(PIN)でログインできます。

パスワードを覚えることも、打つこともいりません。ただ、パスキーに対応していないサービスもまだ多いので、パスワードがなくなるわけではありません。パスワードの作り方は強いパスワードの作り方にまとめています。

しくみ:サービスに渡すのは「錠前」だけ

パスキーには、2つでひと組の鍵があります。

鍵どこにある?たとえると
秘密の鍵自分のスマホやパソコンの中だけ南京錠を開ける鍵
公開の鍵Googleなどのサービス側南京錠(錠前)
FIDO Alliance(パスキーの規格を作っている団体)の説明をもとにまとめました

サービスに渡しているのは錠前だけで、開ける鍵は自分が持っています。もしサービス側から錠前が盗まれても、それだけでは開けられません。また、指紋や顔の情報は、スマホの外には送られません。Googleにも共有されません。

パスキーが安全な理由

  1. サービス側にパスワードがないので、漏れても使えるものがありません
  2. 本物のサイトにしか反応しません。ニセのログイン画面にだまされても、パスキーは使えません(それでも、怪しいリンクは開かないのがいちばんです)
  3. Googleでは、パスキーでログインすると2段階認証の2つ目の手順が省けます。スマホを持っていて、ロックを外せる本人だとわかるからです

よくある疑問

数字の暗証番号(PIN)だけって、弱くない?

指紋の代わりに、画面ロックの暗証番号を入れることもあります。この数字はネットには送られません。スマホやパソコンの中にある「秘密の鍵」を取り出すための、その端末だけの合言葉です。

悪い人が試すには、まずその端末を盗まないといけません。さらに、何回もまちがえると、待たされたりロックされたりします。「端末を持っている」+「暗証番号を知っている」の2つがそろわないと開きません。ただし、0000や誕生日のような当てやすい数字はやめて、6けた以上にし、人に見られないように入れましょう。

スマホをなくしたら?

  • GoogleやAppleのアカウントでパスキーを同期していれば、新しいスマホでログインし直すと、また使えるようになります
  • なくしたスマホのパスキーは、別の端末から、Googleアカウントの設定で削除できます
  • もしものために、バックアップコードなど、別の入り方も残しておきましょう(Googleアカウントの2段階認証の設定のしかた)

パソコンで使うには?

パソコンの画面に出るQRコードをスマホで読むと、スマホのパスキーでログインできます。スマホが近くにあるかを、Bluetoothで確かめるしくみです。

使い始め方

  • サービスで「パスキーを作成しますか?」と出たら、作成を選びます。よくわからず「はい」を押していても、それで正解です
  • Googleアカウントなら、アカウントの設定からも作れます。Googleアカウントのページ(myaccount.google.com)の上にある検索欄で「パスキー」と入れると早いです
  • スマホに画面ロックを設定しておく必要があります
  • パスキーが使えないときは、Googleなら「別の方法を試す」で、パスワードでもログインできます

パスワード管理ソフトを使っているなら、パスキーが使えるサイトを教えてくれることもあります。私が使っている1PasswordのWatchtower(安全チェックの画面)では、パスキーが使えるサイトが17個あると表示されていました(画面はパスワードが漏れていないか調べる方法で紹介しています)。

気をつけること2つ
  • 家族と共有しているスマホやパソコンでは、パスキーを作らない。その端末のロックを外せる人なら、だれでもあなたのアカウントに入れてしまいます
  • スマホの画面ロックの暗証番号を、人に教えない。パスキーの鍵は、スマホのロックで守られています

まとめ

  • パスキーはパスワードの代わり。指紋・顔・画面ロックでログインできる
  • 秘密の鍵は自分の端末の中だけ。漏れにくく、ニセのサイトでは使えない
  • スマホをなくしたときのために、同期と、別の入り方を残しておく
  • 共有の端末では作らない。画面ロックの暗証番号は人に教えない

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この記事は、2026年10月時点の情報をもとにしています。参考:FIDO Alliance「Passkeys」、Google アカウント ヘルプ「パスワードの代わりにパスキーでログインする」。

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