パスワードが漏れていないか調べる方法|Googleパスワードチェックアップ・iPhone・Have I Been Pwned

パスワード、漏れてない?無料で調べる3つの方法 パソコン

「あなたのパスワードが漏れています。こちらから確認してください」——こんなメールが届いたら、どうしますか?

まず、そのメールのリンクは押さないでください。「漏れています」とあわてさせて、ニセのサイトでパスワードを入れさせる手口があります。漏れているかどうかは、自分で、ちゃんとした方法で調べるのが安心です。

この記事では、パスワードが漏れていないか無料で調べる方法を3つと、漏れていたときにやることをまとめます。

同じ内容を、YouTubeの動画でも紹介しています。

パスワードが漏れてないか調べる方法|Googleパスワードチェックアップ・iPhone・Have I Been Pwnedなのだ

3つの調べ方を表で

調べ方向いている人わかること
Googleのパスワード チェックアップChromeにパスワードを保存している人漏れたパスワード・弱いパスワード・使い回しているパスワード
iPhoneの「パスワード」アプリiPhoneにパスワードを保存している人漏れたパスワード
Have I Been Pwnedだれでも(メールアドレスで調べる)そのメールアドレスが、どのサービスの漏洩に含まれていたか
どれも無料です(2026年10月時点)

パスワードが漏れるって、どういうこと?

パスワードが漏れるのは、自分のせいとは限りません。使っているサービスが攻撃されて、会員の情報がまとめて盗まれることがあります。盗まれたメールアドレスとパスワードの一覧は、悪い人のあいだで出回ります。

そこで困るのが使い回しです。同じパスワードをほかのサービスでも使っていると、そちらにも入られてしまいます。1本の鍵で、家も車も開いてしまうようなものです。

調べ方1:Googleのパスワード チェックアップ

Chromeにパスワードを保存している人は、これがいちばんかんたんです。

  1. Chromeの右上の[︙](その他)を押します
  2. [パスワードと自動入力]→[Google パスワード マネージャー]を開きます
  3. 左側の[チェックアップ]を選びます

Chrome以外のブラウザなら、passwords.google.com を自分で開いても同じものが見られます。漏れたパスワード・弱いパスワード・使い回しているパスワードの3つを教えてくれます。使い回しまでわかってしまいますが、直すチャンスだと思ってください。

調べ方2:iPhoneの「パスワード」アプリ

iPhoneにパスワードを保存している人は、まず機能がオンになっているか確かめます(iOS 18以降)。

  1. 「設定」→「アプリ」→「パスワード」と進みます
  2. 「漏洩の危険があるパスワードを検出」をオンにします
  3. 「パスワード」アプリを開いて、「セキュリティ」を見ます

「パスワードをAppleに見られるのでは?」と心配になるかもしれません。Appleの説明では、送られるのはパスワードを暗号のような形(ハッシュ)にした、ほんの一部だけです。パスワードそのものは送られません。

調べ方3:Have I Been Pwned(メールアドレスで調べる)

Have I Been Pwned(haveibeenpwned.com)は、メールアドレスを入れると、そのアドレスが、どのサービスの漏洩に含まれていたかを教えてくれるサイトです。無料で使えます。英語のサイトですが、メールアドレスを入れてボタンを押すだけです。

  • 知らないサービスの名前が出てきたら、昔登録して忘れているサービスかもしれません。そのサービスのパスワードを変えて、同じパスワードを使っているところも変えましょう
  • 「見つからなかった」からといって、絶対に安全とは限りません。知られていない漏洩もあるからです

パスワード管理ソフトにも、チェックする機能がある

パスワード管理ソフトを使っているなら、ソフトの中で調べられることもあります。私が使っている1Passwordにも、Watchtower(安全チェックの画面)があります。調べてみたら、使い回しているパスワードが123個、弱いパスワードが18個見つかりました。

1PasswordのWatchtowerの画面。再使用されたパスワード123、弱いパスワード18、パスキーが利用できます17、2要素認証15
1PasswordのWatchtower。使い回し(再使用されたパスワード)や弱いパスワードの数を教えてくれます(名前は消しています)

どのソフトを選べばいいかは、パスワード管理ソフトはどれがいい?Bitwarden・1Password・KeePassXCを比べてみたで比べています。

知らないサイトに、パスワードを入れない

「パスワードを入れると、漏れていないか調べます」というサイトもあります。知らないサイトにパスワードを入れるのは、絶対にやめましょう。それこそ盗まれてしまいます。

Have I Been Pwnedにもパスワードを調べる機能(Pwned Passwords)がありますが、パスワードそのものではなく、ハッシュにした形の最初の5文字だけを送るしくみです。ちゃんとしたところは、パスワードを受け取りません。迷ったら、GoogleやAppleなど、ふだん使っている公式の機能で調べるのが安心です。

なお、Googleの「ダークウェブ レポート」は、2026年2月で提供が終わりました。古い記事で紹介されていても、もう使えません。

漏れていたら、やること

あわてなくて大丈夫です。順番にやっていきましょう。

  1. そのサービスのパスワードを、新しく変える(長い合言葉にするか、パスワード管理ソフトに自動で作ってもらう)
  2. 同じパスワードを使っているサービスも、全部変える
  3. 2段階認証やパスキーを、オンにする
  4. ログインの履歴を見て、知らないログインがないか確かめる

パスワードを変えるときも、メールのリンクからではなく、公式のアプリや、自分で開いたサイトからにしてください。全部を一度に変えるのが大変なら、まずはメールのアカウントからです(Googleアカウントの2段階認証の設定のしかた)。

まとめ

  • 「漏れています」メールのリンクは押さない。自分で調べる
  • 調べ方は3つ:Googleのパスワード チェックアップ、iPhoneの「パスワード」アプリ、Have I Been Pwned
  • 知らないサイトにパスワードを入れない
  • 漏れていたら、パスワードを変えて、使い回しをやめる。2段階認証やパスキーもオンに

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この記事の手順と画面の名前は、2026年10月時点のものです。参考:Google アカウント ヘルプ「Google アカウントの不正使用されたパスワードを変更する」、Apple「パスワードの監視」、Have I Been Pwned。

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