このブログでは無料ソフトを中心に紹介していますが、今回は私がお金を払って使い続けているソフトの話です。国産のテキストエディタ「秀丸エディタ」です。
私は主に、C言語やアセンブリ言語のソースを編集したり、開いて読んだりするのに使っています。理由はシンプルで、軽くて使いやすく、grep(たくさんのファイルからまとめて文字を探す機能)があるから。普通のテキストファイルはもちろん、HEXファイルのように拡張子が違うファイルもそのまま開けます。
使い心地は無料のNotepad++に近いです。そのうえで、なぜ有料の秀丸を使っているのか、入れ方と一緒にまとめます。最後に1つ大事な注意もあります。
秀丸エディタとは:長く使われている国産テキストエディタ
秀丸エディタは、サイトー企画が開発しているWindows用のテキストエディタです。公式サイトの情報(2026年9月時点)をまとめました。
| 最新版 | Ver9.57(2026年7月9日公開) |
|---|---|
| 対応OS | Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11 |
| 価格 | 4,400円(税抜4,000円)。購入後のバージョンアップは無料 |
| ライセンス形態 | シェアウェア(無料で試用でき、続けて使う場合はライセンスを購入) |
| 種類 | 32bit版・64bit版 |
| 学生向け | 「秀丸エディタフリー制度」あり(条件と審査あり) |
「一度買えば、あとの更新は無料」というのが大きなポイントです。私も更新のたびにお金を払っているわけではありません。
私が秀丸を使い続けている3つの理由
① 軽くて、すぐ開く
C言語やアセンブリのソースは、ちょっと中身を確認したいだけの場面がよくあります。そのたびに重い開発ツールを立ち上げるより、秀丸でさっと開いて読むほうがずっと楽です。編集も表示も、これ1本で済んでいます。
② grepで、たくさんのファイルからまとめて探せる
「この変数、どのファイルで使っていたっけ?」というときに欠かせないのがgrepです。フォルダーを指定すると、中のファイルを一気に検索して、見つかった場所を一覧で出してくれます。使い方は次の章で書きます。
③ 拡張子を気にせず開ける
普通のテキストファイルに加えて、HEXファイルのように拡張子が違うファイルでも、中身が文字で書かれていればそのまま開けます。仕事で見慣れない拡張子のファイルが出てきても、とりあえず秀丸で開けば中を確認できる、という安心感があります。
grepの使い方
公式ヘルプをもとに、基本の流れをまとめます。
- メニューの「検索」→「grepの実行」を開く
- 探したい文字列、検索するファイルの種類(例:
*.c)、検索するフォルダーを指定する - 下の階層のフォルダーまで探したいときは「サブフォルダも検索」をオンにする
- 実行すると、ファイル名・行番号・その行の内容が一覧で出てくる
「どのファイルに入っているかだけ知りたい」ときは、「ファイル名一覧だけ作成」をオンにすると、1ファイルにつき1行だけの一覧になって見やすくなります。
Notepad++とどちらを選ぶ?
私の感覚では、秀丸とNotepad++はかなり近い立ち位置です。どちらも軽く、複数ファイルからの検索もできます。
| 秀丸エディタ | Notepad++ | |
|---|---|---|
| 価格 | 4,400円(更新は無料) | 無料 |
| 開発 | 国産(日本語のヘルプが充実) | 海外(日本語化して使う) |
| 複数ファイルの検索 | grep/grepして置換 | ファイル内検索 |
| 向いている人 | 日本語の情報を頼りに、長く腰を据えて使いたい | まずは無料で、高機能なエディタを試したい |
「お金をかけずに始めたい」ならNotepad++で十分です。私は秀丸に慣れていることと、困ったときに日本語で調べやすいことから、秀丸を使い続けています。もっとシンプルなものでよければ、無料のMeryも候補になります。
インストール手順
- 公式サイトの秀丸エディタのページ(hide.maruo.co.jp)を開く
- 「ダウンロード」の欄から、通常の最新版「hm957_signed.exe」(32bit版)をクリック。64bit版は「hm957_x64_signed.exe」
- ダウンロードしたファイルを実行すると、自動的にインストールが始まる
★大事な注意:最新版への更新を忘れない
ここがいちばん伝えたいところです。秀丸は、最新版にしておかないと、新しいWindowsにきちんと対応していないことがあります。Windowsが大きく更新されたあとに「なんだか調子が悪い」と感じたら、まず秀丸のバージョンを確認してみてください。
実際に公式の改版履歴を見ると、Windowsの変化に合わせた修正が続いています。
- Ver9.25(2023年11月):Windows 11のコンテキストメニュー(右クリックメニュー)に対応
- Ver9.32(2024年3月):Windows 11向けの右クリックメニューが、デジタル署名の期限の関係で使えなくなっていたのを修正
- Ver9.39(2024年11月):Windows 11 24H2でJScriptが落ちるかもしれない場合の対策
更新するときは、公式サイトから最新版をダウンロードして、同じようにインストールします。ライセンスを購入していれば、更新にお金はかかりません。「買ったから終わり」ではなく、「買ったら、ときどき更新する」までをセットで覚えておくと安心です。
まとめ
- 秀丸エディタは4,400円(税抜4,000円)の国産テキストエディタ。購入後の更新は無料
- 私はC言語・アセンブリの編集や表示に使用。軽い・grepがある・拡張子を選ばないのが続けている理由
- grepは「検索」→「grepの実行」。「grepして置換」は上書き保存まで行うので慎重に
- 最新版にしないと、新しいWindowsに対応していないことがある。ときどき更新を


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