みなさん、こんにちは! 勉強されてますか。Nくまです
荀子の言葉: 不学固陋(ころう)を打破せよという言葉について書いてみました。
固陋(ころう):考えが頑固、新しい考えを受け入れられないさまをいうようです。
日々、勉強に励んでいる方々にオススメです。
荀子について
荀子は儒教に関して孔子の後、孟子と並び称される人です。
性悪説で有名で、現実主義とされています。
人は生まれたあと未熟な状態で放っておくと悪い方向に行ってしまいます。
そのため、後天的な教育が必要という思想です。
荀子は勧学篇 学ぶことを中絶してはならぬから始まります。
学ぶことについて考えさせられますね。
安岡正篤先生も、日本人は孟子は読むが、荀子はあまり読まれないが読むことをオススメされています。
不学固陋を打破せよ
荀子の一節(岩波文庫の荀子 栄辱編)によりますと、不学固陋(ころう)は最大の厄災と述べられています。
漢和辞典によりますと
陋:固い、狭い みたいな意味のようです。
<人の成否は後天的修養にあり、固陋を打破せよ>
不学固陋こそは天下の普遍的な失患であり、人々にとって最大の災害である。
荀子 岩波文庫
- 人間には誰しも共通に感じることがありますよね
- 疲れたときは休息したいと思ったり
- 損害は避けたいと感じたり
- 寒いときは暖を取りたいと思ったり、生理的な反応
- 一方で、後天的な修養により成功者(歴史的な偉人)になったり、失敗したりする
- 学ばない人は考えが狭く失敗しやすい
- 教育、学ぶことにより変えることが出来る。
たしかに、よく考えると人として生理的なところは共通なことが多いのに、成功する人と失敗する人、人により違うところもありますね。
教育、勉強すれば必ず成功するとは言えませんが、学ぶことによって少しでも良くなる方向に努力はしていきたいですね。
学ぶことのメリット
学ぶことのメリットを考えてみると、
他の人の経験やエッセンス、成功談、失敗談を知ることが出来て、自分の行動に活かせる。失敗することが減る(自分の行動に行かせないと意味がないです)。
おばあちゃんから言われたましたが、人生、死ぬまで勉強ですね。
人一人で考えることには限界があります。
優秀な人からどんどん吸収していきたいものです。
良書や歴史のふるいにかけられた古典などは大変良いと思います。
論語の学而第一にも
「学べば則ち固ならず」(学べば頑固でなくなる)
とあります。頑固で無くなるのは嬉しいことですよね。
そういう人間でありたいものです。
自分の生活を振り返る
先日、仕事でいろいろとトラブルがあったのですが、自分の頭で考えない人が多いなと思ってしまいます。
人に指示されたことをやっていればいいと考えていて、仕事が発生している理由や、自分なりの解釈や改良って考える人は少ないです。
また、反省することの重要性を感じます。仕事での失敗や良くないことがあったとき、人のせいにしてしまうこともできますが、それだと成長がありませんよね。 反省することで、自分の行動を変えていける人とそうでない人だと行動の差を感じます。 自分の行動を反省できるようにしていきたいですね。
自分の学校生活を振り返っても、基本的に試験の点数が優先されてしまい、家族や親族から仕事の大変さとか、人生でこんなことがあったんだよとか、聞かされていたので、そっちの方が仕事には役立っている気がしています。
個人的には本から得た知識が非常に役立ってますね。歴史や優秀な人の知識やマインドを知ることが出来ますしね。
そう考えますと、書籍とか歴史というのは、自分たちの行動に役立ってますね。
逆に、そういう教えてくれる人や参考になる書籍が無いと、もっと不幸になっているはずです。 知らない知識が多すぎて、うまく生活できていない予想です。
想像するとゾッとしてしまいますが、そう考えると教育の利用は非常に重要ですね。
一方で、みんながみんな、自分で勉強することで、順調に能力を伸ばすことが出来るとは考えていません。遺伝の影響はあると認識しています。
しかし、自分たちである程度の努力や、少しでも生活を善くするために勉強することは、立派なことと考えています。仕事が出来ることだけが目的ではありませんが、一緒に働く人を見て、もっとうまいやり方は無かったのかなと思うような人が居るのも事実です。
後天的な修養が全てでは無いのですが、良い先生に巡り会える人は幸運なことですね。
そうじゃなくても、良書には巡り会いたいものですね。
先日、拝見した動画の中で(テーマは全然違うのですが)日本の教育とドイツの教育の違いが興味深かったです。
ドイツでは、一人一人自立させるため、子供の頃から自分で選択させたり、一人暮らしをさせることなど紹介されていました。
老後を考えても、日本だと会社や組織に依存してしまっている気がしますので、大変面白かったです。
まとめ
今回は荀子の一節、不学固陋の箇所について考えを書いてみました。
今も昔も変わらないのか、勉強しなかったり変な方向に行くと考えが狭く頑固になるということでした。
日々、学習、勉強している人たちを励ましてくれる言葉ですね。
勉強することで、柔軟な考えを持つことが出来る、端的にいうと成功しやすい ということですね。
これからも、経験から学んだり、書籍から学んだりすることの重要性を改めて感じました。
真理に即した勉強をしていきたいものですね。
ここまで読んでいただきましてありがとうございました。
それではまた🐧
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