「心に響く呻吟語」を読んで
呻吟語については別の書籍でタイトルは見たことがあったので、読みやすそうだったので図書館で借りて読んでみました。
中国古典で本来は漢文なのですが、
「仕事に対しては真摯に取り組まないといけない」とか、「人徳を養う」
と分かりやすい日本語にされており、かつ
道徳的なところが書かれてあったので少し引用させてもらい思ったことを書いてみます。
ところで題名の呻吟については
呻吟とは、病気で苦しんでいるときなどに絞り出る「うめき声」である。
著者である呂新吾が自らの人生、生き方に呻吟しながら、かきあげた名著である。
心に響く呻吟語 呂新吾著 祐木亜子訳
とあります。
著者の呂新吾という方は、
中国、明の時代の官僚、政治家、思想家で 1536年生、1618年没。 日本でいうと戦国時代あたりです。
随分と前に感じられますが、歴史のふるいにかけられて残っている書物は貴重です。
日々を楽しむ気持ちを持つ
日々を楽しむ気持ちを持つの一節です。
楽しみが少なく苦しいことばかりでは、親子の暮らしは保たれない。血のつながりのない者同士であれば、なおさら良い関係は築けない。
心に響く呻吟語 呂新吾著 祐木亜子訳
楽しみが多く苦しいことが少なければ、野蛮人同士でも仲睦まじく日々を過ごす。普通の暮らしをするもの同士であれば、なおさら親しく接することが出来る。
(日々の生活を楽しんでいれば、自然と笑顔で人と接するため、争いやいざこざは起きないものである)
忘れがちですが、そういう気持ちを忘れずに日々を過ごしてきたいものです。
また、同じく古典の論語から
これを知る者はこれを好む者に如かず。
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。
論語
- 知る人は、好きな人に及ばない。
- 好きな人は、楽しむ人には及ばない。
つまり、楽しむことが最上のことなんですね。
これが目指すべき境地なのかもしれません。
自分の生活を振り返ってみるとなかなか難しい
指圧の先生からもマッサージされながら言われたことがありますね。
たとえば仕事においても、もっと遊びゴコロを持ったほうが仕事も上手く行くよってこと。
確かに、普段と同じ考えだと新しいアイディアは思いつきにくいですし、もっといろんなアイディアを試してもいいのでしょうね。
それに、なんだか、作業時間や締め切りに追われて、いつも通りのルーチンワークになっているところがあるので、気をつけていきたいです。
また、尊敬する樺沢先生も
まいたの(毎日を楽しむ)精神でやられておりますし
遊びを組み合わせることで成功するってこと全然知らなかったので、もっと、勉強するところはあるんだなと痛感させられます。
自分はこちらの書籍をきちんと読み込んでいないので、これから勉強させていただきます。Youtubeでも紹介されてましたね。
道楽、そして道を極める
安岡先生も
道楽ということを言われてて
古今東西、いろいろ英雄哲人碩学賢師があり、
生きている間それらをできるだけ遍参して楽しんでおられるとのこと。
さらに、その道を極めること、極道ということを言われておりました。
たしかに、勉強することは、本当は知らないことを知っていく新たな気づきを得る行為なので楽しいことのはずなのですが
気づいたら、なかなか楽しめない自分もいるので、なんだか単純には行かないです。ただ、今回はそういうことに気づけたので良かったですね。
もしかすると、このように書いてみると新たな気づきを得られる気がしてきましたので、続けていきたいと思います。簡単に思いついたこととしては
- 読んだことのない本のジャンルに挑戦する
- 知らないお店でランチする
- タイマーを使ってゲーム感覚で文書を書いてみる
など、簡単なところでもやってみようかなと思いました。
と書きつつ、最近はビジネス書を読むことも多いのですが、たまに面白い小説を読むことも楽しいもので、普段とは違うジャンルというのはいいかもしれまんね!😁
まとめ
今回は呻吟語の一節「日々を楽しむ」からいろいろと考えてみました。
言われてみると自分に足りないところがあるので、新たな気づきを得られました。それから、良好な人間関係が築ければなおいいですね。
ほかにも興味深い言葉がいくつもありましたので、さらに考えてみたいと思います。
それではまた🐧
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