書評「ORIGINALS」オリジナルな考え/独創性の足がかり

読書

「アイディアを出せるようにしたい」

「人とは違うオリジナリティな面を出したい」

そんな時ってありませんか。

本書は、そんな人への一助になります。

かくいう私は、非常に参考になりました。

みなさん、こんにちは。

今回は、アダム・グラント氏の「ORIGINALS (誰もが「人と違うこと」ができる時代)」について書いてみます。

以前、メンタリスト DaiGoさんが、おすすめ書籍の一つとして挙げられていたことを思い出して、なんだか急に読みたくなって読んでしまいました。

本書を読むことで新しい知見を得ることができるのと、オリジナルについて考えさせられます。

ORIGINALS 書籍の表紙
本の表紙

ポムポムようかん
ポムポムようかん

誰しもオリジナリティを出したいという気持ちはありますよね

この記事のポイント
  • 本書「ORIGINALS (誰もが「人と違うこと」ができる時代)」を読むメリット
    • オリジナルになるためのコツを知ることができる。
    • オリジナル、独創性についての考え方や、研究事例を知ることができる。
    • いろいろなエピソードがあり、読み物として面白い。
  • こんな方におすすめ
    • オリジナル、独創性を持ちたい方
    • オリジナルな人や企業の事例を知りたい方
    • 著者、アダム・グラント氏をご存じの方

アダム・グラント氏はペンシルベニア大学ウォートン校教授で、心理学者。書籍、GIVE&TAKEでも有名な方です。

この本ではないのですが、他の書籍でお名前を拝見することがありますので、覚えてしまいますね。

以下に書籍のリンクを貼っておきます。

本書を読む前

「他人と違うオリジナリティを出したい!」

かくいう私は、そういうことを考えることがあります。

このブログを書いていても、もっと独自性を出せないかな~面白くかけないかな〜と自分で思いながら書いているところがあります。

要はまだまだうまく書けていないということですね^^;

仕事においても、周りと同じことをしていればいいわけではなく、独創性、新しい視点にたったシステム構築、まったく違う考え方、そういうことが私の職場でも大事になってきていると感じております。

本書を読むことでなにかしら参考にしたいと思い、拝読させていただきました。

ビジネスカード
自分の頭で考えることは大事ですよね

本書の気づき

本書ORIGINALSのマインドマップメモ
本書に関するメモ

(デメリット)読みにくさはある

良い本なのですが、正直なところ読みにくさを感じます。

まず、本書はじっくりと時間をとって集中して読まないと理解できません!

そこは一つデメリットなのかもしれません。

(しっかり集中して読みましょうと言われたらそのとおりなんですけど・・・)

私の場合、途切れ途切れで読んでいると、たまによくわからなくなることがあります。

各パートの内容がちょっと飛び飛びな気がするのと、エピソードが大量に盛り込まれており、内容が濃くなっています。

理解しながら読み進めようとするとなかなか時間がかかりそうです。

(メリット)オリジナルなことについて知り、過去の事例も参考になる

とはいえ、このような難しそうなテーマについて書かれた本は貴重で、プライベートや仕事で役に立ちそうな情報があり、試してみようと思うようなこともあります。

また、面白いエピソード、心理学の事例について書かれており、読んでみて面白い面があります。

そういうことから総じて良書ではあるのでしょう。

どこか気になるトピックだけでも読んでおいて損はないですね。

本書では

オリジナル・・・同調とは対になる概念

として言われています。

私が気になったところを箇条書しますと

  • もともと、独自なもの、オリジナルなものを出したいと考えているものの、それは、物凄くしきいが高いものととらえがち
  • そこで、本書を読むことで、そのオリジナルさが手軽なものであり、その気になれば誰にでもできるものととらえることができる。
  • また、これまでオリジナルな人を調査すると、あくまで普通の人であり、特別な人ではないということ。
  • 当たり前なことかもしれないが多数の意見とは対:反対のことが、オリジナルなきっかけになる。
    • 心理的には多数の意見に賛同しがちではある。
    • 多数の意見と違う物事の考え方、行動をするだけで簡単にできる。
  • 優秀な人、神童と呼ばれた人がオリジナリティを発揮できるわけではない。
    • 既存システムへ適応には優れているかもしれない
  • 別の話として「先延ばし」するメリットがある
    • たとえば、作成した報告書は一日寝かせてから再度読み直すといいと言われてますよね。
    • 時間が立ってから読み返すと、自分が書いた文章でも全く別の視点で考えることが出来ます。思いつきではなく内容を構築する上で有利になる。そういうところについては取り入れていきたいものですね。
    • このブログについても同じことが言えそうです^^;

また、組織の運営についての記述もあります。

このあたりでは、マシュー・サイド氏の「多様性の科学」に通じる内容があり、別の本を思い出す内容です。

私の拙文はどうでもいいのですが、「多様性の科学」も非常におすすめです。

組織やチームにおいて、一人ひとりの多様な意見を遠慮なく出し合える環境が大事ですね(なかなか実行は難しいですけど)

今後の行動に活かすこと

自分の勤めている会社で、いきなり取り入れることは難しいですが、特定のシーンでの考え方の参考になるのではと思います。

  • 新しいことをやるときのアイディア出し
  • 既存の解決手法では限界が見えている場合
  • 他とは違うことをしたいとき

そういうときに、取り入れていけたらいいなと思いますね。

また、このブログのように文章、写真、動画を作るときには自分独自のオリジナルを出していきたいものですが、実際の行動ではなかなか難しいかもしれません。

そういうときに本書を読めば、ヒントを得られるのではないかと思いますね。

まずは、他の人と違う考えをしてみるとか、行動をしてみるとか、そういうところからはじめるといいかもしれませんね!

いろんな世界に飛び込んでみよう

たまたま本棚を見直していると、岡本太郎氏の書籍「自分の中に毒を持て」も似たような内容な気がしてきます。

既存のレール、既存のシステムについて疑問を持ったり、自分の魂と向き合うことは時には必要なのでしょうね。

まとめ

独自性、オリジナルな考えは自分の心がけ次第で意外と手軽に手に入れることができるんだなと改めて考えさせれれます。

すごく特別な人のみ持っているものと思ってしまいますが、本書に書いてあるコツをどれか試せば、何かしら得られるような気持ちになりますね。

いきなり多数派に同調せず反対派になるというのは難しいかもしれませんが、そういう反対の見解を持つことは一つヒントになる発見がありますね。

また、アイディアは数を一杯出すしか無いという話も興味深かったです。

アイディアのすべてが良いわけではなく、一部の良いものが含まれるということも参考になりました。

本書が気になる方はぜひ手にとって読んでみてください。

以下にリンクを貼っておきます。

なにか一つでもこの記事が参考になれば幸いです。

それではまた🐧

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