自分の考えを強化する情報を集めていないでしょうか。もしかするとそれは
→確証のワナかもしれません
みなさん、こんにちは! Nくまです。
今回は、ロルフ・ドベリ氏の “Think right” から確証のワナについて記述します。
知らず知らずのうちに、この思考のワナに陥っているかもしれません。
本書を読む前(ビフォー)
本書を読むまでは、確証のワナという存在は私の中であまり認識されていなかったです。
よく考えてみると自分と反対の考えや意見についてあまり耳を変えた向けていない自分に気が付きます。
反対意見を出されても、真面目に聞けていないことが多くて、自分が正しいという気持ちが強かったりします。
それは思考のワナ、人の先入観なのでしょうね。
もっと、自分の誤りを示す証拠や意見について注意深く耳を傾けるべきなんだなと改めて感じました。
自分が間違っている可能性もあるので、大きな間違いを犯さないようにしたいものです。
「確証のワナ」本書からの気付き
本書からの引用です。
「確証のワナ」とは、新しい情報を、自分の意見や信念に無理やりあわせて解釈する傾向のことを言う。別の言い方をすれば、自分の考えと一致しない情報(「反対の証拠」と呼ぶ)を、フィルターにかけて見ないようにすることだ。
「Think right」 (ロルフ・ドベリ著)
これは、失敗が起きることの一因ですね。
自分が正しいとか信じる内容について説明されたりすると「そうだそうだ」とうなずいて聞いてしまいますし、
そういう人に勝手に親近感が湧いてしまいます。
逆にその反対の説、反対の証拠があると、なかなか受け入れがたいですし
そういう説明があっても、それは嘘の情報だと勝手に解釈してしまったり、
自分の中に受け入れることが難しいですよね。
そういう傾向をそもそも人が持っているようです。
そのような事実を知ることで、「反対の証拠」についてもっと注意を向けるべきと述べられています。
そもそもそういう思考の落とし穴について知っておかないと、行動はなかなか難しいことですよね。まずは、知るところから初めては如何でしょうか。
よくよく考えると、本来は賛否両論があるのではないでしょうか。
たとえば、はっきりしている、計算問題ではいいのですが、そうではなく答えがはっきりしないことについては、人それぞれのやり方や方針がありますよね。
仕事をしていると、そっちのケースが多いです。
そのときも、メリット・デメリットはどの方法を選んでも出てきますし、メリット/デメリットを両方よく吟味しないといけないのでしょうね。
自分の行動への反映:ToDo
思考の落とし穴に気づかずに、行動してしまう傾向はありますが、今度からは以下のことに気をつけようと思います。
- 自分の考えの反対意見は貴重なことと考えること(注意深く捉えないため)
- すぐに忘れてしまうので、メモを取るなりして後で見返すこと
すべてを網羅することは難しいですが、まずは思考の落とし穴があることを知ることが第一歩と思います。
エコーチャンバーやフィルターバブルに近い現象
少し内容は違いますが、「多様性の科学」にて
エコーチャンバーが紹介されていました。
あまり聞き慣れない単語ではありますが、特定の信念が強化される現象のことで、反対意見を信じない、フェイクニュースととらえていました。
それにフィルターバブルという似た現象も紹介されていました。
最近のAIは優秀で、インターネットショッピングやSNSなど自分の行動履歴や嗜好から似たようなものの情報が表示されることのようです。
これなんかも、確証のワナを前提としているように見えますね。
嗜好が近いものが欲しくなる傾向になるので、
騙されないように、気をつけないといけませんね。
つまり、SNSを見ていて、自分の考えに近い人がいっぱい表示されている気がしますが
冷静に考えて散歩両論があるはずなので、自分の考えが偏っていないか
表示されている情報が偏っていないか、考えるようにしたいです。
まとめ
あまり注目てきていませんでしたが「確証のワナ」について書いてみました。
少しでも自分たちの行動を良くしていければ幸いです。
本書の内容が気になる方はぜひ、読んでみてください。
なかなか行動に移すのは難しいですが、自分の推測・考えの反対情報、反対意見は見逃しがちなので注意深く知るようにしましょうね。
他にも思考の落とし穴があります。ご興味があればこちらもどうぞ。
それではまた🐧
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