はじめに
思考の落とし穴 52個もあるんですね!
ロルフ・ドベリさんの著書は楽しく拝見しておりまして、図書館でチラッと見かけたので本を借りてみました。おさらいみたいなところもありますが、思考の落とし穴について知らず知らずのうちにそのようになっている気がしてしまいます。少しでも知識を身につけて落とし穴を避けられるようにしたいところです。
私が面白と思ったことを実例とともに少し示したいと思います。
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思考の落とし穴の例
社会的証明のワナ
社会的証明のワナ:「他の人と同じように行動するのが正しい」と思ってしまう傾向
ロルフ・ドベリ 「なぜ、間違えたのか?」誰もがハマる52の思考の落とし穴
たしかに、何も考えず周りみんなと同じ行動をとってしまうことは多々ありますね。集団で行動するときのクセがついてるんでしょう。あまり考えず行動を合わせてしまいます。
例えば、お昼休みにみんなが一斉に食堂に向かっているときなんて、私も行かなくちゃって勝手に思いますし、みんなが並んでいたらとりあえず並んでみたりしますね。
ただ、その行動がいつも正しいとは限らないので、自分で行動を振り返ることが大事ですね。そうなるとランキングなどで「一番売れている商品」=「みんなが買っている」 からといって購入するのはこのワナなのかもしれません。
コントラストのワナ
比較するものがあると、比較するものがない時よりも、さらに強調されてしまうことを言うようです。
例えばですが、面接でAさんとBさんを順番に見たときに、Aさんの印象がとても悪いと、その後のBさんの印象が良くなることが経験上あります。そのときは気づかないのですが、後でよくよく考えると、Bさんの印象が勝手に良くなっている気がしてしまいます。単体で面接したことを冷静に考える必要がありますね。
このように会う順番だけではなく、レポートを見る際にも順番に左右されてしまう気がしていて、内容が悪いレポートのあとは、良いレポートに見えてしまう気がします。比較するものがあると無意識に強調されてそうですね。
確率無視のワナ
確率無視のワナ:起こる確率は考えずに事実だけに反応してしまう落とし穴
ロルフ・ドベリ 「なぜ、間違えたのか?」誰もがハマる52の思考の落とし穴
これはよく痛感しますが、低確率の事柄でもそれをうまく認識できないですね
良い例が宝くじと思います。宝くじって当たる確率は大変低いのに、当たった時のことを勝手に想像してしまい、夢を買っているような気分になります。このときの確率を正しく理解していればいいのですが直感的には分からないですよね。最近では、宝くじを買うときは期待値を知って買ったほうがいいような気がしてます。(そのそも最近は全く買っていません。余ったお金はインデックスファンドと勝手に思っています)
書籍では 例として 1%と0%の差を大きく感じると述べられています。このことを知っておくだけでも自分の正確に役立つのかもしれません。
最後に
私達が生活する上で何気なく判断・行動していることにして それほど困らないのですが、重要な判断をするときには、思考に落とし穴にはまっていないか、冷静に振り返ることが大事そうです。いくつか実例をしっていれば、そのときに活用できそうですね。
重大な決断のときは、チェックリストとして著者は使ってそうなので手元にあれば良いかもしれません。
他にも数々の落とし穴について解説されておりますので、興味がある方はぜひ本書を手にとって見てください。
それではまた 🐧
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