みなさん、こんにちは!
気合がかからないとき、悶々とするときは、こんな行動をしてみては如何でしょうか。
古典の酔古堂剣掃(すいこどうけんすい)の一節が面白かったのでご紹介します。
酔古堂剣掃の一節
酔古堂剣掃という書物は、
明末の教養人・陸紹珩 が長年愛読した古典の中から会心の名言を収録した出色の読書録
です。本書は安岡先生が解説してくださっている講話録で、これ以外にもいろいろな名言・格言が書かれており、人間としての教養を養ってくれます。
「剣掃」は、愛読した「史記」「漢書」をはじめとする、五十種に及ぶ古典から選びだした名言、嘉言を剣で世俗の邪気を掃らうという意味のようです。
以下は、自分が印象に残った一節になります。
嬾(らん)には臥(ふ)すべし、風(はな)つべからず
ものうい、気合がかからんときは、ぐずぐずせず寝てしまえ。 たわいもないことに時間を無駄つぶしするよりは、ものうければ寝ろ、フラフラするな。
自分のことを振り返ると
自分の経験でも、たしかに、こういうケースは多々あり納得してしまいます。
遊び終わって帰宅した後や、仕事が終わって帰宅した後など、よくこんな状態になっています。特にお酒を飲んだときもこんな感じです。
考えがまとまらなかったり、ほとんど筆も進まないような、頭が働かない状態なので、さっさと寝ることもありですね。疲れたときは無理しないほうが良さそうですね。
(あきらめてさっさと寝ることも時には必要)
静かには座すべし、思うべからず
しずかで落ち着いたときには静座しろ。坐禅でもいい、とにかく坐れ。くだらないことを考えてはいかん。
静かで落ちつた時、ゆったりと出来れば良いのですが、邪なことを考えたり、マイナスな思考をしがちです。
坐禅でもして、精神統一、マインドフルネスをやったほうが、自分のためになりそうですね。
そういうことを諭してくれる一節です。
悶には対すべし、独なるべからず
人間はとかく煩悶しがちであるが、そんなときは差し向かいになれ。独りだとどうしても考え込んだり、まごまごしたり、ろくなことはない。愛読書に対してもいいし、あるいは自分の尊敬する友達に対しても良い。あるいは青山に対してもいい、とにかく何かできるだけ意義あり、権威あるものに対せよ、差し向かいになれという。
自分のことを振り返ると
先ほどと似ていますが、独りで居ると、悶々としやすいというか、マイナス思考や不安な将来について思い浮かんでしまいます。
また、疲れていたりストレスが溜まっていると特にイライラしてしまったり、考えがまとまらなかったり、悶々とすることは多いです。
そんなときに、愛読書でも良いし、友達、青山でも良い。何かと差し向かいになり、独りになるなということ。
確かに、私の場合は安岡先生の書籍(論語や東洋思想)に触れることで安心感を得ることが出来ます。ふとしたきっかけで自分の人生について後悔することや、家族に対して不満を感じたり度々ありますが、何かと対する、書籍でも良いですし、だれか友人や家族に話を聞いてもらってもいいですし、そういうことを示しているのでしょうね。
単に身近な人に聞いてもらったり、話をするだけでも何かしら自分で気づきがあるかもしれないし、ヒントをもらえるかもしれませんからね。冷静に物事を考えられるようになりますね。親でも誰でも良いのでそういう人が居るといいですね。
オススメの行動
自分のおすすめは、手軽にできる読書です。できれば、真面目な内容の書籍、聖書、論語、仏教、哲学的な本が良いと思います。真面目なことを考えている場合が多いので、雑誌や小説だと合わなくてあまり読む気がしないときがあります。
他にも、近所でもいいので、神社、仏閣に参拝して心を落ち着かせることも出来るんじゃないかと思います。そういうものがあれば、無駄に悶々とする時間を減らせる気がしますね。
自分なりの対するもの、人を見つけておきたいものですね。
まとめ
今回は酔古堂剣掃 の一節を紹介させていただきました。
短くて、本当にいい言葉ですね。
自分の経験的にも、頭がうまく働かないときはうまく判断も出来ないですし、明日の朝にさっとやったほうがお得なときもありますよね。
また、最近、自分の人生の選択について後悔したり悶々と考えてしまうときがあったのですが、たまたまこの書籍を読み直していると、そういえばこういうことが書いてあったなと思い出しました。煩悶や悶々とするような人は他にもいらっしゃるのか分かりませんが、なにかの参考に慣ればと思い記載させていただきました。こちらの一文が、どなたかの一助になることを祈っております。
これ以外にも、様々な名言・格言が書かれております。他にも気になった一節があればまたなにかの機会があれば書かせていただく予定です。
ここまで読んでいただきましてありがとうございました。
それではまた🐧
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