「ギブアンドテイク」、その言葉には深い意味が込められています。
この世には、ギバー、テイカー、そしてその中間を模索するマッチャーといった人々が共存していますが、果たして成功するのは誰なのでしょうか?
この問いに答えるのは容易ではありません。
アダム・グラント氏の著書『GIVE&TAKE』(「与える人」こそが成功する時代)では、行動科学の視点から成功の秘密が解き明かされ、新たな発見がありました。
難解なテーマにも関わらず、その中で私たちが成功に導く要素が浮かび上がってくるのです。
興味を持たれた方は、ぜひ一読してみてください。
成功に繋がる行動の本質に触れ、新しい視点を得ることができるでしょう。
はじめに
みなさん、こんにちは!
Nくまです。今回はアダム・グラント氏の書籍「GIVE&TAKE」与える人こそ成功する時代について記事を書いてみました。
両学長おすすめ書籍として紹介されていることと、アダム・グラント氏の書籍は有名なため拝読させていただきました。
忘れないためにも本書についてアウトプットしてみます。
自分はどれに当てはまるんだろうとか、今後はどのような行動をするべきか、いろいろと考えさせられる一冊。情けは人のタメならずという考え方にたしかに近いですが、科学的な言及があるところが特徴です。
本書の概要
本書の概要としては、人を次の3タイプに分類し成功と失敗の関連性について説明しています。
- ギバー(多くを与える人)
- テイカー(多くを受け取る人)
- マッチャー(バランスを取る人、殆どがこれに当てはまる、ギブ&テイク)
簡単にいいますと、ギバーのススメ ということになります。SNSが普及したり、個人ではなくチームや組織で行動することが増えていることもあり、ギバーのメリットである良好な人間関係は良い方向に導いてくれるのでしょうね
以下は本書からの引用になります。
前にも書きましたが、ギバーでも2種類のタイプがあるいたいで、これらが成功と失敗を分けているとあります。
ギバーの中でも、自己利益の関心の高さが成功を分けるようです。
成功するギバー、お互いにWin-Winの関係になれることが理想ですね。
ギバーは良好な人間関係を構築しやすく
- 人脈づくり
- 協力
- 人に対する評価
- 影響力
という面で独自のコミュニケーション法を用いており、他より優れているとのこと。
そういうことを考えるとギバーは長い目では成功なのかもしれません。
それはそれとして、やり過ぎは何事も良くないようです。
「過ぎたるは及ばざるが如し」
とはいいますが、バランスが大事ですね。
孔子も、「中庸」という思想があり、適度で調和の取れた中道の生き方を提唱していますし、そういうことを忘れないようにしたいものです。
著者
著者のアダム・グラント氏は、ペンシルベニア大学ウォートン校教授で組織心理学者。
本書「GIVE & TAKE」や、「ORIGINALS」「THINK AGAIN」という有名な書籍を世の中に送り出しています。
(すでにお読みになった方はいらっしゃるかもしれませんね)
私たちの行動を見つめ直すのに参考になる本です。
ご興味のある方はぜひどうぞ。
新たな気づき
この本を読んだ感想を書いてみます。
みなさんがオススメされているように、自分からギブするようにしようと考えさせてくれます。
自分の経験から考える
単純なギブアンドテイクというお話ではなく、ギバーのメリット、テイカーのデメリットが分かって楽しい本です。
また情けは人のためならずということが、科学的に証明されているということに気が付きます。その中でも成功するギバーと失敗するギバーがありますので、そこは注意したほうが良さそうですね。
100時間ルール
本書によりますと、ボランディア年間100時間が一番幸福度が高く、バランスも良いそうです。
これは60代半ばのオーストラリア男性の調査から分かったことのようです。
100時間は週あたり2時間以内とのこと。
本書を通じてギバーが魅力的なことは分かったのですが、やりすぎると自己犠牲的/燃え尽きてうまくいかないですよね。
一つの目安として忘れないようにしておきたい指針です。
今後に活かすこと
本書を通じて、以下のことに気をつけていきます。
まずは自分自身のことを反省するところからかな。次にギバーとなるにはどういうことができるか考えてきたいですね。
あるクルマ屋さんの親切エピソード
ギブアンドテイクという内容を話した時に急に思い出したエピソードを書いておきます。それはある車屋さんのことです。 その車屋さんから無償で親切をしてくれたことについてお伝えしていきます。
私は今転勤で現在の場所に住んでいます。 転勤する前は首都圏に住んでまして主に電車ですね。 なので車を所有していませんでしたが、現在の場所に転勤するにあたって車が必要だったんです。そこで中古車を購入しました。 自分で車を買うっていうのはその時初めてで、いろいろとよくわからないことがあったんですけど、その時点は中古車を購入しました。
ご存知の通り車検が2年ごとありますね。
ある時にブレーキディスク、ブレーキパッドっていうんですかねあそこの厚みがずいぶん減っているってことを判明しまして、 交換してもいいですかということで、ブレーキは大事なとこなどでどうぞっていうことで交換してもらいました。
それを交換した後ですね、走っていると変なカラカラ音っていうかなんか音がするんですね。なんだろうなぁと思って最初は様子見てたんですけど、一向に変わらないんで、ちょっとどうしようかなって少々悩んだ末に近くにあるね車屋さんに相談しました。
そこで見ていただいたところ、特定の部品がですねうまく設定できていないっていうことがわかりまして、そこで修理していただきました。 正直よくわからなかったんですけど、なんか何か足りなかったみたいです。 私はまあその修理のおかげで変な音はなくなって喜んでたんですけど、 ただ修理代について聞いたところ「いいえそんな無料で結構です」っていうことでした。
向こうからすると全然大したことしてないっていうふうに考えてたようですね。私としてはそれが申し訳ないと感じましたが、何かすぐに買わずにその時は帰りました。ただそのことを覚えてましてね、後日車のタイヤを購入する時とか、スタッドレスタイヤとかを購入する時にその車屋さんに訪れて購入させてもらってます。 ついでにね車検もその店で頼むことにしました。それが3,4年は経ってるんですけど、ずいぶんいろいろとお世話になりました。
そういう無償での修理が縁でですね、申し訳ないなって気持ちになりつつ売上に貢献してしまいましたね。
そういうことで返報性の原理もあるかと思いますが、一つエピソードでした。
まとめ
今回はアダム・グラント氏の「GIVE & TAKE」(与える人こそ成功する時代)について書評・感想を書かせていただきました。
単純なギブアンドテイクという話ではなく、ギバーのメリットが分かって再び読み直したいと思える良書です。
人に親切することで、回り回って自分に返ってくることが分かります。一方で、受け取ってばかりだと周りからのサポートが受けにくくなりますね。
一人一人(個人)で行う活動よりも、人と協力しながら進める活動のほうが多かったりしますし、良好な人間関係は大事ですね。
興味がある方はぜひ本書を手にとって読んでみてください。
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あとがき
アダム・グラント氏の書籍について今回、遅くなりましたが記事にしてみました。
メンタリストDaiGo氏がよく言及されているため、気になっていました。
私がよく通う図書館で人気なのでなかなか借りれませんでしたが、このようにアウトプットできて良かったです。
ギバーの中でも2種類のギバーがあることは大変興味深かったです。
すこしでもお互いのためになるような行動をとっていきたいものですね。
それではまた🐧
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