この記事は書籍「ぼくが百姓になった理由」についてお話させてもらった内容になります。
本の感想
今回はですね、本を読んだ感想になります。日暮し農園という浅見さんという方が書かれた本ですね。
タイトルは僕が百姓になったわけ。三村で目指す自給自足という本になります。こちらについてお話してみたいと思います。私の場合、地元の新鮮な野菜を手に入れるためによく直売場を覗いています。最近そこでこの本に出会いました。本の内容はですね、サラリーマンから転じて有機農業を始める話になります。生々しい声がリアルに伝わり、非常に興味深く感じました。最初はパッと見で文字が多くてですね、難しそうなんですけど、内容自体はすごく楽しく読ませてもらいました。私にとって農業ってよくわかってなくて、内容が新鮮だったかもしれませんけどね。
著者の経歴
まずこの著者の方なんですけど、上智大学を卒業された後にバブル時代に就職されているようです。一旦就職されたのですが、いろんなことに疑問を持たれて、結局農業の世界に飛び込んだみたいですね。まずこの本のタイトルになっている百姓になった理由についてですね、それを本書を読みまして自分なりに解釈しますと次の通りです。
百姓になった理由
まずバブル時代に会社に就職したサラリーマンをしていたんですけど、過剰消費社会ですね。こちらに疑問が湧いてきたっていうのがあるみたいです。当時お米の大凶作、確か寒い年があってお米が出来が悪い年があったと思うんですけど、確かタイ米を輸入して食べた時ですね。私もそれなんか経験したことあるのでなんかうっすら覚えてるんですけど、その時のお寒い日本の農業事情を知ったこともあるみたいですね。あとは哲学的な観点ですね。これは本書からの引用なんですけど、会社の仕事というのはシステムの一部で歯車であり、虚構の労働と書かれていました。一方で役割のある労働というのは自然と人間、あるいは人間と人間の間で生まれるということが述べられていました。私のような会社勤めのサラリーマン生活している人から考えると、確かに共感できるところがあります。近年ですと結構仕事の分教化が進んでしまいまして、システムの一部になりやすくなっているのかなと思いますね。それだと自分がやっていることとかがどこまで関わっているのか非常に分かりにくくなってしまいますね。そういうこともあって、この著者は最初海外ボランティアに興味を持ちつつ、問題が山積している農業をやってみたいと考えられたようですね。あと趣味でアウトドアをしていたというのも何か関係しているんじゃないかなと思いました。ということでそこから農業を始められたみたいですね。最初は有機農業をされている農場での研修を終えて、福島県の北方の山村で農業を始められたみたいですね。条件としては参加部のようで農業をやるにはちょっと厳しいのかもしれないんですけど、その大変さの中に自然に豊かさを感じたり、楽しいこともあったりしてリアルな話が伝わって面白い本ですね。それに普通の農業というよりも有機農業に取り組まれていて勉強になるところが多いですね。次に山村なんですけど、写真を見ても感じたことなんですけど、田んぼの形とかが結構バラバラで一定じゃないみたいですし、地域のコミュニティとかその土地独特のものを感じますね。それに水路維持管理していくって話も全然知らなくて新鮮でした。普段あまりそういうことを目にしないんですけど、水路というか水源って大事ですもんね。後半の方では福島だと放射能の問題とか、動物とか害獣に対するお話とかもありましたね。確かに昔はもっと山村とか山奥とかにも人がいたりしたんでしょうけど、火葬とかもあり、動物との境界も曖昧になってしまって、そういう動物が近づいてしまっているのかなというのも感じますね。というわけで、この本はいろいろ楽しく読ませてもらいましたね。日本の自給率が低いっていうのも、話としてはあるので、農業の実態が多少ないとわかってすごく面白かったですね。やっぱり自分の知らない世界に触れることができましたし、何かの参考になるんじゃないかなと思います。
食生活と食材の関係性
私たちは食べてるお米とか野菜とかも無関係ではないので、こういうこともしっかりしておきたいなと思いました。興味がある方はぜひ本書を読んでみてください。 実際にこのアサミさんという方には少しだけお会いしたことがありまして、ひょうひょうとしている印象を持ちまして面白そうな方でしたね。 実際そこで少しだけ野菜を購入させていただきました。あとお話が伺えたらいいなと思いますね。
まとめ
今回は本の紹介をさせていただきました。
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